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首領 ページ17

「そうか……記憶喪失……」








紅葉さんがポツリと呟く









私は何がなんだか全くわからずぽかんとしている。









「まぁ、良い。取り敢えず行くかの。」









中也さんに手をかりて立ち上がり、歩き出す









「首領とは、どの様な人柄なのですか?」









んー、と唸る2人。









「まぁ、見ればわかるんじゃねぇか?」









大きな扉の前に立つ









コンコン









「首領、中原です」









ガチャリと開けるとこちらを見ない首領だと思われる人が。









「ご苦労、中原くん。紅葉くんも。」









この人が。すごく貫禄のある人だなぁ、と、そう思う。









「まったく、君はどれだけ人に迷惑かければ気が済むのかね?おかげで中原くんの部隊が無断で君の救出に行ってしまったではないか」









君、とは私のことなのだろうか?









首領の台詞には反応せずに中也さんから手を離し、一歩前へ出る









痛む体を折り曲げ礼をする。








「初めまして、首領。Aと申します」








頭を上げてみると









は?というような顔をしている首領がいた









「記憶喪失だそうです」









中也さんが一歩前に歩いてきて私の横に並ぶ









「長年のショックが原因だとか。綺麗に貴方に関する記憶とエリス嬢の記憶だけありません。」









首領の近くにいた金髪の幼女が驚いた顔をする









彼女がエリス、ちゃん?だろうか









「貴方が招いた結果です、首領。」









険悪なムードに耐えられそうにない









「ちゅ、中也さん。」









ぎゅっと手を握ると握り返してくれる









「用件は、以上です。失礼しました。」









「�貎外殿に話があるでの。先に戻っておれ」









紅葉さんは後から来るようだ。









待っていますね、と声をかけて部屋をあとにした。

我が子→←我が儘



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ライ - やばすぎる親の前で見てて泣いてしまってあくびで誤魔化したくらいやばかったです!! (4月14日 3時) (レス) id: 3472106834 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーす。(プロフ) - やばい。すっごい感動しました…!!!もう読みながらずっーと泣いてて、涙で字が見えなくなりました!!! (2月24日 22時) (レス) @page47 id: 93d57c8cdc (このIDを非表示/違反報告)
deal...推し尊し - めっちゃ感動した、、、!!号泣しました!! (2月23日 10時) (レス) @page47 id: 6f967a7261 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - いつもはあまり感動して泣く、というのはなかったのですが、この作品を読み終えたとき、号泣しました。神作をありがとうございます! (12月13日 17時) (レス) @page47 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
- 号泣しました。最高の作品です (9月13日 1時) (レス) @page47 id: ca09eb9558 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅ノ | 作成日時:2016年8月14日 15時

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