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私達は莉犬くんの家の前に戻った。
私達が出会った場所。
ここで莉犬くんが私を見つけてくれたんだ。
「なんか、昨日の事じゃないみたい」
私はぽつりと呟いた。
莉犬くんは黙って俯いている。
懐かしい。
数時間前の事なのに、ずっと昔の思い出みたい。
「わっ……」
莉犬くんが右手で私の肩を引き寄せた。
「……莉犬くん……?」
莉犬
「俺、君の事忘れない」
「……え……?」
口を開いた莉犬くんの言葉に、私は目を丸くする。
「え……でも……」
莉犬
「絶対忘れない!」
莉犬くんの手にグッと力が入る。
私は目を伏せた。
「……私も……忘れないよ……」
ねぇ、神様
結局、やり残した事って何なのか分からないままだったけど
最後にこんな素敵な気持ちにさせてくれてありがとう
莉犬くん
そろそろタイムリミットだね
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作者名:ニートになりたい | 作成日時:2021年6月29日 14時