壱話 "転校初日の朝" ページ2
『ふぁ〜ぁ……朝か……』
俺はpipipiと五月蝿く鳴り響く目覚ましを止め、むくりと起き上がり、そう呟く。
ベッドから降り、タンスの中から真新しい新品の制服…では無く、少し古い制服を取り出す。
俺は今日から新しい高校へと通うことになっている。この制服はその高校のものだ。
この制服は五年程前に俺の兄が着ていた制服だそう。俺はその制服に身を包む。
昨日の夜、寝る前に用意していた鞄を持ち、リビングへ向かう為部屋を出て階段を降りた。
リビングに入ればソファに鞄を無造作に置き、朝食を作る。といっても簡単なものだが…。
ぱっぱと朝食を作り終えれば、一人手を合わせ『いただきます』そう呟き口にする。
『ごちそうさまでした』と手を合わせ、食器を片付け、ソファに座る。
『家出るまで後二十分くらいか……』
俺はその二十分をスマホで潰すことにした。
気付けば家を出る時間。
俺は鞄を持ち、玄関に向かい靴を履く。誰も居ない家に『行ってきます』そう言って家を出た。
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黒須 逢露魔(プロフ) - ゆる 、さん» 有難う御座います。感謝感激雨嵐で御座います() (2019年9月9日 21時) (レス) id: bb098c4649 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる 、 - はい好きです…これから見ますね ( (2019年9月9日 21時) (レス) id: 37603312f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:逢露魔 | 作成日時:2019年9月8日 11時