ニャー（3） ページ4
Aside
学校がやっと終わったー
よしっ！早く帰って望に特製プリンを作ってやろう♪
うへへへ。弟の喜ぶ顔が思い浮かぶ。かわゆす
ﾓﾌﾞ「Aなにニヤニヤしてんの？」
A「いや。別にー。んじゃ、帰るね。ばいばーい」
ﾓﾌﾞ「ばいーまた明日ね！」
ちょちょちょちょっと待てぇぇ！！！
なぜ雨が降ってる！？
天気予報、晴だったよね！
傘持ってないよぉー(泣)
冬だよ冬！？
傘なしで帰るとか寒いよ。
しょうがないダッシュで帰ろう
よしっ！行くぞーε≡≡ﾍ( ´Д`)ﾉ
はぁはぁハァ
寒いしー疲れたー。家まであと半分くらいある(´◦ω◦`)
ん？んんん？
道の端っこになんか白いのが落ちてる。
なんだろ？
駆け寄ってみるとなん白い綺麗な猫でした！
その横には無造作に脱ぎ捨てられた服とかばんが落ちていた。
猫は苦しそうに荒い呼吸を繰り返していた。
こんな寒い中置いて帰ったらこの猫死んじゃう！私はとっさに猫に自分のマフラーをまき、近くに落ちていた服とかばんを、もって無我夢中で家まで走った
家には両親がいない。
父は私がまだ幼かった頃事故で死んだ。
母は新しい男を作り家を出て行った。
だから今は望とふたり暮らし。
家事全般は私が全部やっている。
やっと家についた。
もう弟は帰ってきていた。
私がビショビショのまま家に入ると望が心配そうに
望「大丈夫??ビショビショだよ？」
私は猫のことで頭がいっぱいで、望に返事をする余裕なんてなかった。
望に返事をせずに風呂場へダッシュ！
風呂ばについた時やっと我にかえった私は望に牛乳を、温めておくように言っておいた。
望は訳がわからないって顔をしていたが、ちゃんと温めてくれてるようだ。
温かいシャワーで猫を洗ってあげた。
桶にお湯をため猫を入れた。
その間にさっきもってきた服を洗濯した。失礼だけどかばんの中を見た。特に手がかりになるようなものはなかった。
ふと猫を見ると赤い首輪がついていた。
(誰かの買い猫だったかも！？やばいぃ......)
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作者名：るまなふ | 作成日時：2016年11月29日 22時
