愛が41こ ページ13
まふまふside
今日はETAイベントの打ち合わせ。
参加メンバーは、俺、luz、浦島坂田船、いかさん、96猫。
………そして、そらるさん。
正直、まだ会うのが怖い。
何故って、俺が壊れてしまいそうで怖いから。
今までは、自分が壊れても、Aが壊れなければいいと思ってたから、壊れることは怖くなかった。
けど、やっぱり、俺は弱かった。
大切なものを失ってから、人は大切なものの存在に気づくと言うけれど、まさにこのことなのかもしれない。
けれど、壊れることを恐れていたら、前には進めないし、何も始まらない。
もう前に進むしかない。
後退なんて許されない。
「大丈夫」、と、背中を押してくれる人がいることを忘れないように、一歩ずつ、進んでいくんだ。
ぴろりん、と軽快な機械音を鳴らす携帯電話を手に取る。
『心配だから迎えに行く』_____うらた
ふふふ、と笑が零れる。
本当にうらたさんは過保護だなあ。
ぴろりん、とまたもや軽快な機械音が鳴り響き、もーうらたさんったらどんだけ心配性なの、とぼやきながらメールを開く。
直後、硬直。
「……っぁ…」
意図したものではない声にならない声が、自然と口から零れる。
吐き気よ様なものがが込み上げて、咄嗟に口を手で覆う。
なんで。
このタイミングで。
ピンポンと、今度は携帯電話からではなく、玄関の方から聞こえる聞き慣れた音。
けど、体が動かない。
目に涙が溜まる。手が震える。
携帯電話を持っていた右手の震えのせいか、ガシャン、と床に携帯電話が落ちる。
壊れたかもしれない。
けど、そんなことを今は考えていられない程に、今の俺は何も考えられないでいた。
何度目かのチャイム音の後、鍵でドアを開ける音がしたと思ったら、ドタドタと忙しない足音が聞こえてきた。
う｢おい！大丈夫か！まふ？！おい！！｣
うらたさんが俺を呼ぶ声が聞こえるけれど、反応することが出来ない。
異常な程の震えに戸惑いを隠せないでいるうらたさんが、俺の目線の先に携帯電話がある事に気がついた。
察しのいいうらたさんは、既に原因がコレであることに気がついたのだろう。
拾い上げ、開いたままのメールに一通り目を通していく。読み上げた後のうらたさんの表情は、怒っているように見えた。
今日、君を前にして、俺はちゃんと笑って居られるだろうか。
『今日Aも連れてくから。』
＿＿＿＿＿そらる
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りこ - 作者様にも事情があると思うので、気が向いたらまたかいてくださいね♪ (2020年10月14日 18時) (
レス) id: 0909783799 (このIDを非表示/違反報告)
ｎｅｒｉｎｅ(プロフ) - とても、楽しく読ませてもらいました。作者様にも色々事情があると思いますので気が向いたら、続き更新して頂けるととても嬉しいです。←何様。応援してます！ (2020年3月15日 15時) (レス) id: b9ed9857b8 (このIDを非表示/違反報告)
たそ - らって書いてくださっているわけではありません。もちろんお金を貰っているのならそれは仕事、という区別になりますから書いてもらわなければならなくなります。しかしこれは仕事ではない。従って私達が最初から書くな、等のことを言うのは違うのではないでしょうか。 (2019年3月23日 15時) (レス) id: 4599e4e8f8 (このIDを非表示/違反報告)
たそ - 皆さん自分勝手過ぎませんか？確かにこの作品はとても素晴らしいもので続きが気になるのはとてもよく分かります。ですが作者様にもプライベートというものがあるわけです。作者様が今どのような状況であるのかわかっていない私達が口を出すのはおかしいですし、お金をも (2019年3月23日 15時) (レス) id: 4599e4e8f8 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ2号車に乗車中(プロフ) - 終わりなんですか？ (2018年4月1日 22時) (レス) id: 82a88302b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁふぅ@汚濁 | 作成日時：2016年3月20日 20時
