【歌い手】重い愛。【まふまふ】

愛が5つ ページ6

放送が終わると同時に、ガチャリと扉の開く音が聞こえた。







｢早かったね。｣






ま｢まぁね！｣





そ｢真面目に仕事しろよお前…｣





ま｢やってましたよ！もー、そらるさんたら、見る目が無いなー。｣





そ｢お前に言われたくない。｣






まぁまぁ、と可愛いやり取りをしている2人を宥めて、用意していたものをそらるさんに渡す。








そ｢あ、出来たんだ。｣





｢昨日徹夜して頑張りましたー！｣





そ｢そっかそっか。ありがとね。｣






そう言って私の頭にポンと手を乗せて、左右に動かす。


その行為に、自然と顔の筋肉が緩くなる。






多分、私は撫でられるのが好きだ。





昔から、私は、親しくなると甘える癖があるようで、頭を撫でる行為は、自分が何かいい事をしたのだと勝手に自覚しているのだと思う。


だから、いい事をすれば褒められると思い、人の為に、何でも一生懸命努力して、結果を出そうと頑張った。



空回りして、何度も挫けそうになったけど、そんな時には、決まって真冬が傍にいて。


私を元気づける為に、笑わせてくれたり、そらるさんや、luzくんを呼んで、一緒に遊んだりしてくれて。




本当、真冬には敵わないなあ…。









ま｢……｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
意味不。


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