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愛が23こ ページ30

そ「どうぞ、入って。」








「お邪魔します…」









初めて来たそらるさんの家は



なんていうか、そらるさんぴったりだ。



黒とか青とか淡白な色で纏められてる。









そ「飲み物とか持ってくから、俺の部屋行ってて。」








「あ、はい。」









そ「階段上がってすぐの部屋だから。」









「わかりました。」









階段を一段一段踏みしめながら、




どんどん大きくなっていく恐怖を抑え込みながら、





ついに目の前に来た扉を、開けた。









「…………あ、何も、無いや。」









人一人最低限生活していけるであろう物しか置いていない、殺風景な部屋。





私が想像していたようなものは何も無かった。





ほっと溜息を吐いた時、ふと疑問に思ったことがあった。







この部屋の方角って、真冬の家がある方角だよね…?








いや、そんなまさか。






だが私の体はもう自制が効かない。






身体が勝手に窓の方へと動いていく。









そして、その窓から見える景色。









「ま、ふゆの、いえ…」









目と鼻の先には、真冬の家。




どうして。




結構離れてるはずなのに、こんなにもはっきり見えるの。









そ「みーちゃった。」









「っ!?」









思考がぐるぐる廻っている途中、



突然そらるさんから声を掛けられた。







怖い。駄目だ。逃げなきゃ。嫌だ。







けれど、私の中の正義がそれを拒む。








「そらるさんが、私の行動とか、体調とか、わかってたのって……………この窓から、見てたから、ですか?」









嘘だと言って。




そらるさんはそんな人じゃないと思わせて。






そらるさん。だめ。









そ「そうだよ。」









______何かが、音を立てて壊れた気がした。

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まぁふぅ@素晴らしき世界(プロフ) - ティーさん» 応援ありがとうございます!そうなのですか、ティー様も頑張ってくださいね! (2016年3月8日 20時) (レス) id: dcd87fc492 (このIDを非表示/違反報告)
まぁふぅ@素晴らしき世界(プロフ) - そらさん» 応援ありがとうございます!後は結果を待つのみですので、どんどん更新して行きます。 (2016年3月8日 20時) (レス) id: dcd87fc492 (このIDを非表示/違反報告)
ティー - 受験頑張ってください!私も受験なので更新を楽しみに勉強頑張ります! (2016年2月29日 16時) (レス) id: cb5e779dd7 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 受験頑張って下さい! (2016年2月28日 11時) (レス) id: 7a3e0c2aa6 (このIDを非表示/違反報告)
まぁふぅ@素晴らしき世界(プロフ) - 愛川神さん» ありがとうございますwww生放送のところ一番力入れてるかも知れないですwwwwwww (2016年2月6日 11時) (レス) id: dcd87fc492 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぁふぅ@素晴らしき世界 | 作成日時:2016年1月11日 12時

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