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11話 ページ13

「そろそろ本題に入りましょうか。」


少し唐突な感はあるが、高校の昼休みにそう時間的な余裕があるわけでもない。

既に食べ終わっていたことでもあるし、フォーマルな口調に直した真由美の言葉に、達也と深雪は揃って頷いた。


「当校は生徒の自治を重視しており、生徒会は学内で大きな権限を与えられています。
これは当校だけでなく、公立高校では一般的な傾向です」


相槌の意味で達也は頷いた。

見れば鈴峰も頷いている。

管理重視と自治重視は、寄せては返す渚の波のようなもので、大小の違いはあれ交互に訪れる風潮だ。


「当校の生徒会は伝統的に、生徒会長に権限が集められています。大統領型、一極集中型と言ってもいいかもしれません」


このセリフを聞いて不安に駆られたのは、多分、真由美に対して失礼なことなのだろう。

そんなに解りやすい顔はしていなかったはずだが、鈴峰から無言の同意が寄せられた。

この高校で最も気を付けなければいけない人物は鈴峰かもしれないな、と達也は思いながら、心の手綱を引き絞った。

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光井 ほのか


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設定タグ:魔法科高校の劣等生 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:龍牙 | 作成日時:2017年6月24日 23時

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