【魔法科高校の劣等生】1年E組の研修生【男主】 (ページ14)

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12話ページ14

◇ ◇ ◇

達也が風紀委員会に(ほぼ強制)入ったり、服部との試合をしたり、風紀委員会の先輩に顔合わせなどをしたり、帰宅前のゴタゴタを終えた後。

達也は何故か鈴峰と深雪と共に下校していた。

兄妹なのだから深雪がいるのは当然として、何故鈴峰がいるのか。

「・・・何故鈴峰先生がいるんですか」

達也の至極もっともな質問に、鈴峰はえ?と首を傾げた。

「達也と帰る方向一緒だし、話したいこともあったからさ～」

「話したいこと、とは?差し支えなければ教えて頂けないでしょうか」

そこに深雪が口を挟んだ。

ちなみに深雪と鈴峰の自己紹介は済ませてある。

「う～ん・・・ここじゃちょっと話せないかな・・・コミューターに乗ったら話すからさ」

このひとはコミューターまでついてくるつもりなのか、と達也は内心ため息を漏らした。

そんなことを話しているうちに、コミューターに乗り込む番が来た。

「それで、鈴峰先生。話したいこととは、なんでしょうか」

達也が問うと、鈴峰が唇に不敵な笑みを浮かべ、

「それより達也。僕に言いたいことがあるんだろう?」

と逆に問うた。

達也がそんなことで萎縮するはずもなく、では、と前置きをしてから、

「その話し方、やめていただけないでしょうか」

深雪は頭の上にハテナマークを浮かべていた、が

「ほう・・・解るのか。これでも演技には気をつかっていたつもりなんだがな」

鈴峰の話し方が一変したのを聞いて、目を見開いた。