日本人の魔女が多分活躍する話２(下) (ページ39)

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ジニ「あたし、いつもその日記に、か、書いてたの。そしたら、その人が、あたしに今学期中ずっと、返事をくれたの」

ジニーが自ら全てを語った。

アー「ジニー！パパはお前になんも教えてないと言うのかい？」

アーサーさんがジニーを怒った。

『アーサーさん。ジニーが危険な事をして落ち着けないのは分かります。
けど、ジニーはただ貴方の教えを破った訳では無いと思います。ジニーは何か理由があったはずです。
確かにジニーのやった事は危険な過ちです。でも、ジニーは一人で恐怖と戦ってきたんです。今は彼女を休ませてあげるのが第一だと思います。』

ダ「そうじゃな。MsAの言う通りじゃ。Msウィーズリーはすぐに医務室に行きなさい。過酷な試練じゃったろう。処罰はなし。」

『ね？言ったでしょ？』

そうジニーに言った。すると少しジニーは微笑んだ

ダ「なんの事じゃ？」

『2人だけの秘密です』

多分何となく知ってるだろうなぁと思ったけど。
ダンブルドア校長は、そうかそうかと言い出口まで歩いて行ってドアを開けた。

ダ「安静にして、それに熱い湯気の出るようなココアをマグカップ1杯飲むがよい。わしはいつもそれで元気が出る」

ダンブルドア校長はキラキラと輝く目で優しくジニーを見下ろしていた。

ダ「マダム・ポンフリーはまだ起きておる。マンドレイクのジュースをみなに飲ませたところでな、バジリスクの犠牲者達が今にも目を覚ますだろう。」

ロン「じゃ、ハーマイオニーは大丈夫なんだ！」

ダ「回復不能の障害は何もなかった」

良かった！ほんとに...よかった...

モリーさんはジニーを連れて出て行った。アーサーさんも、まだ動揺していたが後に続いた。

ダ「ミネルバ、これは一つ盛大に祝宴を催す価値があると思うんじゃが。厨房にその事を知らせに行ってはくれまいか？」

マク「わかりました。Aとポッターとウィーズリーの処置は先生におまかせしてよろしいですね？」

マクゴナガル先生はキビキビとそういいドアに向かった。

ダ「もちろんじゃ」

マクゴナガル先生も居なくなり、私達は不安げにダンブルドア校長を見つめた。