日本人の魔女が多分活躍する話２(下) (ページ38)

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5人は泥まみれの姿で戸口に立つと、一瞬沈黙が流れ出した。

そして叫び声が上がった。

「ジニー！！」

モリーさんだった。
暖炉の前に座り込んで泣き続けていたモリーさんが飛び上がってジニーに駆け寄り、アーサーさんもすぐ後に続いた。
2人はジニーを抱きしめた。

奥を見ると暖炉のそばにはマクゴナガル先生がいたその隣にはダンブルドア校長が居た。

ダンブルドア校長は微笑んでいた。良かった。
マクゴナガル先生は胸を押さえて深呼吸し落ち着こうとしていた。

するとロンとハリーと私はモリーさんにきつく抱きしめられた。

モリ「貴方達があの子を助けてくれた！あの子の命を！どうやって、どうやって助けたの？」

マク「私たち全員がそれを知りたいと思ってますよ。」

モリーさんは私たちから腕を離し、少し躊躇った後、
私は組分け帽子と剣を出し、ハリーはリドルの日記の残骸をその上に置いた。

私とハリーで今までの一部始終を語った。
全員しんとして聞き入った。

ハリーが姿なき声を聞いたこと。

それがバジリスクだとハーマイオニーが気づいたこと。

ロンとハリーと3人でクモを追って森に入ったこと。

アラゴグが犠牲者がどこで死んだかを話してくれたこと。

マートルがそこの犠牲者ではないかそしてそのトイレのどこかに秘密の部屋の入口があるのではないかと考えたこと。

など、沢山話した。

マク「そうでしたか。それで入口を見つけたわけですね。＿その約100の校則を破って。でもどうやって、全員生きてその部屋を出られたと言うんですか？」

まず校則を破るも何も！校則が多すぎるんだ！と叫びたくなったが、私とハリーは話を続けた。

『フォークスが組分け帽子を私に手渡したんです。それで中から剣が出てきて、私はそれをハリーに託した、ハリーがやるべきだと思い。そしてハリーがバジリスクを仕留めた。』

ジニーの事を言っていいのか戸惑った。
けどジニーはやってないから言うべきだと思った。

『そして...それらはそのトム・リドルの日記...ヴォルデモート卿の16歳の時に残した記憶の日記にジニーが操られて起きた事件だったんです。』

アー「なんだって？」

モリ「まぁそんな...」

ダンブルドア校長は焼け焦げてぶよぶよになったページを熱心に眺め回した。

ダ「見事じゃ。」

ダンブルドア校長が静かにそう言った。

モリ「でもなんでうちのジニーが？」

ジニ「あ、あたし...」

今まで黙っていたジニーが口を開いた。