日本人の魔女が多分活躍する話２(下) (ページ15)

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蜘蛛をついて行くと禁じられた森に行った。
それにつれて蜘蛛の量も多くなっている気がする。

ロンは顔面蒼白で私の腕にがっしりとしがみついてきて歩きずらい。

ファングが立ち止まった。

？「ハグリッド...お前なのか...」

森の中から声が聞こえた。

ハリ「ハグリッドの友達です！」

ハリーがそう言うと奥からデカい蜘蛛が出てきた。

『もしかして...あなたがアラゴグ？...』

アラ「そうだ。ハグリッドは1度もこの窪地に人をよこしたことはない。」

ハリ「大変なんです。学校で人が襲われて、ハグリッドが疑われてる。秘密の部屋を開けたと思われてる。昔みたいに」

アラ「それは違う。ハグリッドは秘密の部屋を開けたことなどない。」

ハリ「あなたがその部屋の怪物では？」

アラ「違う。怪物はここの城で生まれた。」

ハリ「あなたが怪物じゃないなら、50年前女の子を殺したのは誰？」

アラ「わしらはその生き物の話をしない。」

ロン「わぁ...うぅ...」

『ロンうるさい。落ち着いて！』

アラ「殺された子はトイレで発見された。疑われたわしをハグリッドは森に放してくれたのだ...」

ロンの私の腕にしがみつく力が増した。

『ロン、私の腕を折る気？』

ロン「う...う...」

ロンが上を見ていたので私も上を見ると沢山のまぁまぁ大きな蜘蛛が降りてきていた。

『ハリー！ハリー！ハリー！ハリー！』

私はハリーの肩を思いっきり揺らした

ハリ「何！？」

『上...』

ハリ「あっ...」

ハリーも気づいたらしくその場を後にしようとした。

ハリ「じゃ、僕ら帰ります」

アラ「帰る？それは、なるまい...わしの命令で我が子達はハグリッドを傷つけたりしない。ただのこのこ真っ只中にやってきた新鮮な肉をお預けになどできまい。さらばじゃ、ハグリッドの友よ。」

食われる...

ロン「もう、慌ててもいい？...」

すると蜘蛛が降りてきて、その蜘蛛をハリーがランタンでぶっ叩いた。

『中々やるなぁ、ハリー』

そんな事言ってる間に蜘蛛に囲まれた。
各々杖を取り出した。けどこんな沢山の蜘蛛...

ロン「なんか呪文ない...？」

ハリ「ひとつあるけどこんな沢山無理だ。」

『私、やってみる...ふぅ...ごめん蜘蛛達。』

こんな沢山の蜘蛛相手に呪文をかけるとなると、かなり体力消耗する。それに蜘蛛達を退かすだけじゃなくて殺してしまうかもしれない。けどやるしかない。

『アラーニア・エグズメイ!!』

白い光のとてつもなく強い風圧で蜘蛛達が吹っ飛んだ。