日本人の魔女が多分活躍する話２(下) (ページ12)

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グリフィンドールの談話室へ戻ってきた今も石になったハーマイオニーの手の感覚が残っている。
あ、私の手、震えてる。
そんなことを考えていたら寮監のマクゴナガル先生から連絡が入った。

マク「全校生徒は夕方6時までについて、各寮の談話室に戻るように。それ以降は決して寮を出てはなりません。授業に行く時は、必ず先生が1人引率します。トイレに行く時も先生に付き添って貰うこと。クィディッチの練習も試合も、すべて延期です。夕方は一切クラブ活動をしてはなりません。」

マクゴナガル先生は読み上げた羊皮紙をくるくる丸めながら言葉を少し詰まらせた。

マク「言うまでもないことですが、私はこれほど落胆した事はありません。これまでの襲撃事件の犯人が捕まらない限り、学校が閉鎖される可能性ももしかしたらあります。」

学校閉鎖か...私はどこに行こうかしら...
ウィーズリー家に甘える？

いや、そんな事にできない。

とりあえず、犯人をみつけよう。
絶対許せない...

ハリ「A...？だ、大丈夫？」

『うん。大丈夫...とりあえず犯人を絶対見つけたい』

ハリ「僕もそう思うよ。」

ロン「どうしたらいいんだろう？」

ロンは私とハリーだけに聞こえるような声で言った

ハリ「ハグリッドが疑われると思うかい？ハグリッドに会って話さなくちゃ。今度はハグリッドだとは思わない。でも前に怪物を解き放したのが彼だとすればどうやって秘密の部屋に入るのかを知ってるはずだ。それが糸口だ」

ロン「だけど、マクゴナガルが授業以外には寮の塔から出るなって」

ハリ「今こそ...」

ハリーが声を一段と潜めた。

ハリ「使うべきだと思う。A分かるよね？」

『透明マント...』

ハリ「そうだ。今夜だ。みんなが寝静まったらここに来て」

『わかった。』

私は一旦部屋へと戻り考えた。

ハーマイオニーは鏡を持っていた。
なんのために？

50年前開いた時は生徒1人亡くなっている。今回はみんな石になっただけ。それと関係があるのだろうか。

あと、ハーマイオニーがセドリックから貰ったネックレスを見て守りになると言ったのにも理由があるのか。
エメラルドが使える？

スリザリンの怪物とこれらは関係があるのか？

あ～もうハーマイオニーが居ないと、考え事がまとまらない。