9話 ページ10
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『こーうがっ!』
「お、Aじゃねぇか」
勢いよく軽音室に入ってきたA
「零にいさん、棺桶にいるノ?」
とクソ赤毛
『ごめんよ。なぜかついているってうるさくて』
「あ〜?別いいよ」
こいついつもAについて回ってるしな
「夏目くんの声がしたのじゃが…」
「お目覚めか吸血鬼ヤロー」
おかげで吸血鬼ヤローも起きたし
『今日持ってきたのはレアだよ〜』
「お前これマーティンの限定版!」
「ほぅ、生で見るのは我輩初めてじゃ」
んでこいつがこんな代物持ってんだ!?
「Aの家は音楽一家だからネ」
あ?なんでお前が威張ってんだクソ赤毛
『マーティンの社長さんと友達なんだ〜』
自慢げにギターを眺めるAを
笑いながらつか優しく?見つめるクソ赤毛
…ああ、んだよそういうことか
「頑張れよ、お前」
「はァ?なんのことかナ、犬ッコロ」
「何ってお前Aが…んぐ!?あ"?何すんだ吸血鬼ヤロー!」
「それは暗黙の了解じゃ、わんこ」
まあ見ておけ、と吸血鬼ヤロー
『よし!ってなに夏目…そんなに見てもあげないから』
「別にいらないけド…はァ帰るヨ」
ギターを担ぐクソ赤毛
そういやここに来た時も持ってきたな
まああれはAみたいな女が持って歩くには少し重いしな
なんかあいつなんつーんだっけ、ゾッコンだな
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作者名:優 | 作成日時:2020年8月17日 22時