『まほうつかい』さん【逆先夏目】

７話 ページ8

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あそこにいるのはAとなっちゃんですかね？







『ぜっっったい許さないから！』


「偶然壊れてしまったからボクのせいじゃなイ」


『どこぞの暴君！』







うーん、『けんか』ですか？







「『けんか』はだめですよふたりとも」


『奏汰さん！こいつ私が晃牙に貰ったピック壊したんです！』


「ボクも壊したくて壊したんじゃなイ」


『思いっきし踏んでバキッてやったのに！？』







なっちゃん、いらいらしてますね







ふふ、これは『しっと』ですね







「なっちゃん、ちゃんとあやまりましょう」


「…奏汰にいさんがそう言うなラ」







はい。なっちゃんは『えらい』です








『いいよ、私もカッとなりすぎた』







Aもちゃんとごめんなさいをしました







「『ぴっく』がほしいのならなっちゃんがかってあげたらどうですか？」


『え、それは申し訳ないし…』







Aはいいこですね








「ボクが買うヨ。壊したのはボクだシ。」







なっちゃんうれしそうです







『じゃあ、お願いします』







Aもうれしそうですね







「じゃあまたネ、奏汰にいさん」







ふふ、ありがとうなんてかわいいですね、なっちゃん








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