Sudden change ページ4
蘭「花垣武道と羽宮一虎。Aのオトモダチ、だろ?」
蘭の一言で脳が一気に過去へと遡る。友達…ね、でもそれは今のオレにとってはもう関係のない事で。一瞬目を見開いたAだったが、またすぐにいつもの表情へと変わる。蘭は普段からあまり感情を表に出さないAの人間くさい所が見れるかもと内心ワクワクしていたのだが、その高揚はすぐに冷めてしまった。竜胆も同じ事を思ったのか、「トモダチなら会ってやれよ」と言葉をかける
『ンなの昔の話だろ。もうガキじゃねーんだし』
蘭「身長は全然変わんねーのになぁ」
三「テメェいっぺん死ぬか?」
『いやそこでオマエがキレるのが一番傷付くんだけど…』
どっと笑い始める灰谷に、地面に穴があくのではと思わせるほど土下座をし謝る三途。で、どうする?やっとく?と隣で竜胆が首を切るジェスチャーをしながらAへと声をかける
『…殺しはするな、二度と近づかないよう痛めつけておけ』
蘭「やさしーねぇAは」
竜「この間の裏切り者への制裁を下すヤツと同じには見えねぇよな?兄ちゃん」
あれはエグかったなーと返事をする蘭。オマエらいい加減にしろよと三途の堪忍袋の緒が切れようとした所で、ガチャリと扉が開く。訪れたのはつい先ほど会合を終わらせた鶴蝶、そしてマイキー。Aはマイキーの姿を見た瞬間ぱっと顔を輝かせ、マイキーの元へと駆け寄る
『おかえり万次郎!ケガはしてないか?体調は?ちょっと顔が疲れてるな…今日は早めに寝ような』
マ「ただいまA。ん、そうする」
マイキーの返事ににこりと笑みを返す。鶴蝶もおかえり…と言いかけた瞬間、Aの機嫌のいい顔つきが一変する
鶴「A、どうし「オマエ、頭の傷どうした?」…ッこれは」
Aの冷めた声音にその場にいる全員が体を硬直させる。Aの手が鶴蝶の前髪を無造作に上げる
『いつも前髪わけてるオマエが下ろしてるなんて珍しいと思ったらなんだこれ?誰にやられた?言え』
鶴「…ッ会合終わりに襲われたんだ、それで…」
『……春千夜、ココに直近1年分の坂本組からの上納金額。後、今日万次郎達を護衛していた部下の情報を』
三「ウス」
鶴「!ッA、待て…!」
鈍色のAの瞳が静かに揺らめく。こうなったAは双子のマイキーでも止められない。
『梵天の歯車に噛み合わない奴はスクラップだ』
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防弾チョッキ(初心者) - おおおお終わっている・・・・!!?(とても楽しく読ませていただきました。できることなら更新をしてほしいですが、自分の作品をどうするかは作者様の自由です。どうか無理はなさらないでください。) (2022年8月30日 20時) (レス) @page10 id: 16da95312d (このIDを非表示/違反報告)
慶司 - はじめましてかと思います! いつもこの小説を何回も読んでいます! 更新待っていますね! 楽しみに待っています! (2022年6月15日 21時) (レス) @page10 id: bc494d8f17 (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - お久しぶりです!お元気でしょうか?最近話が進んでないようなので。お話また楽しみにしていますね。またなっ! (2022年6月13日 21時) (レス) @page10 id: 1f623cf24b (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - お久です!体調大丈夫ですかね?コロナが結構流行っているので…お話進んでて良かったです。続き楽しみ待ってます!あ、まっぽさんのペースで全然大丈夫ですよ!夜遅くにすいません…続き楽しみ待ってますね。 (2022年3月26日 1時) (レス) id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
まっぽ(プロフ) - ただのバカですさん» コメントありがとうございます!テスト大変ですね頑張ってください🥲👏竜胆!単独での絡み確かに書いた事ないですねありがとうございます書きます🥳 (2021年12月20日 0時) (レス) id: 1847723ecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっぽ | 作成日時:2021年10月17日 21時