水と風は～その後～ (ページ16)

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スケベページ16

≪風柱不死川実弥視点≫

なかなかやばい

家に帰るとAがいる
飯を作って俺を迎えてくれる

これはやばい

あー、顔がにやける

服を着替え、Aの元へと向かう

「今日はどうだった」

夕餉はかぼちゃの煮物、ひじきと豚汁、魚の塩焼き

「楽しかったです」

俺の顔を見て、またくすくす1人で笑う

「なんかおかしいか？」

「す、すみません。
思いだし笑いです」

そんな笑うほど面白かったのか？

「不死川さんを知っている子が何人もいて。
子って言っても私と2、3才しか違わないんですけど
その子達に不死川さんと暮らしてるって言ったら、
……その…ふ、ふふっ
不死川さんのことスケベ柱って言ってて」

また1人で笑いが止まらなくなるA

「不死川さん、年下の子達にスケベ柱って呼ばれてるですね」

「なんだそれ」

でもスケベと言われて否定はできない
この前、Aのほほに……

名前はでてこないが、Aが誰を教えているのかわかる
きっとあいつらだ

「その子達がすごい面白くて。
それにそのうちの1人がすごい木刀を常に持ってて不死川さんと手合わせしたいって言ってましたよ！
不死川さん、剣技もうまいんですか？」

「いや、ふつーだろ」

「でも煉獄さんも不死川さんは強い、って言ってましたよ？
また今度見せてくださいね」

Aが楽しそうでよかった

「お前は昔っから面倒見がいい
きっと今の仕事は合ってる」

俺の言葉にAはまた嬉しそうに笑う