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「良かった･･･」
そう呟いて
俺はサングラスを外す
ブルーライトの光は絶対に良うないんわかってるけど
今は俺とAの間の隔たりを
ひとつでも減らしたい
真っ直ぐにAを見つめる
「A」
「ありのまんまの俺は」
「音楽や絵を書くんにはまってもたら」
「寝ることさえどぉだってようなるし」
「お前と約束せえへんかったら」
「酒ばっかで飯も食わへん」
「人としての最低限さえちゃんとできひん」
「そんな情けない男やねん」
「けど」
「それでもAがおってくれたら」
「最期の時までちゃんと生きてけると思うねんな」
そこまで言うたらAが
『章大さんお願いだから』
『サングラスしてよ』
って泣きながら言うてきた
『お願い･･･』
泣かしたいわけやない
そやからサングラスをつける
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作者名：UTA
| 作成日時：2020年5月18日 19時
