偶然出会ってデビューしたんだけど4

セクハラ ページ28

葛葉sid


本社での打ち合わせの最中、トイレから戻ってきた龍が俺たちと顔を合わせようとしない。
顔が真っ赤。なんなら耳まで。



叶「龍ちゃんどうしたんだろうね？」

葛「…さぁ？」


ｺﾝｺﾝ ｶﾞﾁｬ

「お疲れ様でーす！」

「おつ〜」



気配でわかってたのか、ノックがされる前に龍が俺の後ろに隠れた。
いや、なんでわかった。俺も隠れてぇし。



叶「お疲れ様でーす。ぐんかんも打ち合わせだったんですか？」

郡「そうなんだよね〜。ねぇ、龍ちゃんどこ行っちゃったの？龍ちゃ〜ん」

神「ごめんな。郡道が龍ちゃんにセクハラしたんだ」

叶「あ〜、それで…」



後ろでプルプル震える龍を、叶が俺の隣に立ってさらに隠す。
これ、すぐバレるだろ。



郡「龍ちゃーんおっぱぃ揉ませてよ〜」

叶「わぁ」

葛「あー」

神「お前マジでやめろって！」



前の2人に気付かれないように、後ろに手を回すと、龍が気付き手を握った。
震えてるし、力強。痛てぇ



郡「そこか！！」

『ひっ！』



龍が見つかり、すぐに捕まった。



『やっ、みぃ、た、やめ、やめてぇ』

郡「はぁ〜、柔らかい。気持ちい。ねぇ、龍ちゃんこれ何カップ？当てていい？」

『んっ、ダメ、です！離してぇ！』



俺らはいったい何を見せられてる？

おい、叶。写真を撮るな。連写すんな。

神田さん、あの人止めてくれ。

いろいろヤバい。俺が……

Twitter→←Twitter

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す