偶然出会ってデビューしたんだけど (ページ37)

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葛「だからまぁ、あいつの配信中に、俺ら来ると思うけど、気にすんなよ。
あいつ、今だにほっとくと、飯食わねーときあるから」

叶「そういえば今日は食べたのかなぁ」

ｰ食べたとは言ってた
ｰオムハンバーグ食べたって
ｰかなかなが作った豆腐ハンバーグのタネで作ったって

叶「あ、豆腐ハンバーグ使ってくれたんだぁ。よかった」

葛「ほんとに食ったのか？使われた食器無かったぞ」

叶「すぐに片付けたんじゃない？」

葛「そぉかぁ？」

ｰっていうか龍ちゃん電脳体だから飯いらなくない？
ｰ電脳体って飯食うの？
ｰあ

叶「まぁ、たしかにいらないかもだけど、気持ち的に、ね。それに電脳体でもご飯食べれるから！」

葛「倒れる前は、生身の人間だったからなぁ。あいつ」

ｰえ、
ｰえ、
ｰえ、
ｰそれって、

叶「そ、倒れたのがきっかけでねぇ」

葛「本人その時の記憶ねぇから、お前ら絶対言うんじゃねーぞ」

叶「僕達との秘密ね！龍ちゃん絶対責任感じちゃうから。
絶対内緒にしてね！」

『何が内緒なの？』

葛「ぅお！」

叶「わぁ！あ、おかえり」

『ん、ただいま』

ｰおかえり！
ｰなんでもないよ！
ｰなんでもない！

葛「な、なんでもねーよ」

叶「なんでもないよ？あ、説明終わったよ。皆納得してくれた。」

『ふーん、そう。あ、はいご飯』

叶「ありがとう！」

葛「カレーついてんじゃん」