甘い彼にはご注意を。【沖田総悟】part2

第16話 ページ3

〜数日後〜
「近藤さん、あんたは何もわかっちゃいねェ！！キレイ事だけじゃ組織は動か…」

ある一室から、土方さんの怒鳴り声が聞こえてきた。


沖田隊長と2人で歩いていた時で、どうやらゴリ…近藤さんと言い争っているようだ。



「！！」


急に土方さんが何かを思い出したように目を見開いた…と思ったとたん、ありえないスピードで部屋をかけだし、自室へと走っていった。


「トシぃぃぃぃ！？」




あたしと沖田隊長は息を殺し、土方さんの部屋を盗み見た。





『美少女侍 トモエ5000見参！！』


「しまったァァァァ！もう始まってるぅぅ！！録画予約すんのわすれてたァァァ！トモエちゃんんん！！」


「「……」」

おそるおそる沖田隊長のほうへめをやると、予想道り広角を上げて笑っている。


「はっ！！」



我にかえったように声をもらす土方さん。そして、ゆっくりと後ろをーーーあたし達の方に目をやる。




「！」


土方さんの顔が驚きと焦りの入り混じったものに変わる。






…まァ、そりゃそうだろ。だって、ニタァ…と不気味な笑みを浮かべた沖田隊長が


ふすまの間からのぞいていたんだから。

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