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34話 ページ40

そして、三日後。
神威の公開処刑が母船内で行われようとしていた








「者共!よく見ておけ、これが謀反人の末路だ!我に仇なすは元老に、元老に仇なす事は春雨に仇なす事と同じ!これなる掟を軽んずれば鉄の分断も魚の集と成り果てる!」



「ケッ!よく言いやがる」



「神威よ、何か言い残すことはあるかァ?」



「それじゃあ一つだけ良いですか?」



「うむ」



いつも通りの貼り付けた笑顔で



「フゥー、アホ提督〜」



「殺れぇ!!ぶっ殺せぇぇ!!!」




すると、処刑場に高杉がやってきて




「まぁ待てよアホ、阿保提督。其奴は俺に殺らせてくれねェか」



「ぅん?!」



「残念ながら、指しの勝負とやらは応じてやれなかったが、介錯位は務めてやらねェとな」




匂狼団長が部下に小声で




「俺が合図をしたら、高杉も殺れ」




部下が頷く




「こんなおんぼろ船に乗り合わせたのが運の尽きだったなァ、お互い」



「アンタと俺の行く先が一緒だと?地球の喧嘩師サン」



「さァな、少なくとも観光目的じゃないのは一緒だ」



「観光だよ、地獄巡りだけど」



「フフッ、違いねェ」



次の瞬間、刀を抜き出し神威に向けて斬りかかった
そして神威が倒れる




「フン」




匂狼団長が手を降ろす、その合図で団員達が高杉を殺りに掛かって行く




「せめて、地獄で眠りな。おんぼろ船の船員共よ」




高杉が団員の斬る



「グアァ!」



血が飛び散る



「よっと」



神威も団員の首を折り殺す



「ウグァ」



嫌な音が鳴る



二人で次々と団員を倒していく



「ほっと、よっと」



「な、なにィィィ!!?」



「だから言っただろ、アレは呪いの博打だって。どっちが先に死ぬかなんて言ったけど、二人一緒に死ぬつもりかい」



「どうせ踊るなら、アホよりとんでもねェアホと踊った方が面白ェだろうよ」



「フッフフ、やっぱり面白いねェ、侍って」



「高杉ィ!!貴様等は既に用済みの道具!宇宙の塵にしてくれるわァァァ!!!」



「用済みなのはテメェ等だよ、言っただろ?介錯は俺が務めるってよ、 この刑場において、処刑執行人は俺ただ一人。此処は、テメェ等全員の首切り台だ」



突如、壁から煙と爆音が



「「オァ?!」」

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作者名:まひろ | 作成日時:2017年10月31日 1時

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