記憶ですか? ページ23
深い深い眠りについていた。
真っ暗な水中を、どんどん落ちていく。
怖かった。
助けて欲しかった。
そんなとき、一筋の光が見えた。
私は目を覚ました。
知らない場所、知らない世界。
そばには、綺麗な髪の色の人が居た。
『あなたは誰ですか?』
私が言うと、その人は私をじっと見つめた。
ゴ「俺の事を覚えてないのか?」
『はい‥‥』
なにも覚えてない。自分は誰なのか、ここがどこなのか、目の前のこの人のことも___
ゴ「そうか、すべての記憶がないのか。」
その人は私の心を読んだかのようだった。
ゴ「俺は色欲の罪らゴート・シン、ゴウセル」
ゴウセル‥‥懐かしい気がする‥‥
ゴ「下で仲間が待ってる。行こう。」
ゴウセルは私に手を差し伸べた。
その手を取ると、胸がきゅっと締め付けられた。
なんだろう、この感じ‥‥切なくて、泣きたくなるような‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥
メ「なるほど。なぁんも覚えてないのか?」
私はチラッとゴウセルを見た。
ゴ「平気だ。団長は変態だが仲間だ」
メ「おい!」
『はい‥‥なにも覚えてません。』
私はゴウセルの服の裾をぎゅっと掴んだままだった。
知らない人達、知らない世界で不安____
でも、ゴウセルのそばはなんとなく落ち着ける。安心出来る。
ディ「記憶はなくても、やっぱりゴウセルが大切なんだね。」
巨人族の女の子が言った。
キ「感情はどうなのかな」
バ「さぁな、考えたって仕方ねぇだろ♪俺はフォックス・シンのバンだ、よろしくな♪」
『はい。』
ディ「ボクはディアンヌ!よろしくね!」
キ「オイラはキングだよ、よろしく。」
エ「私はリオネス王国第三王女、エリザベスと言います。よろしくおねがいします。」
メ「俺は団長のメリオダスってんだ!よろしくなっ!」
みんな、悪い人ではなさそう。
私はコクリと頷いた。
『あの、私は誰ですか?』
みんなのことは分かったけど、自分の事がわからない‥‥
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シーナ - ゴウセル愛が増してしまいツラい! (2020年2月24日 5時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - スゴい感動しました! ゴウセルに幸せになって欲しいです! (2020年2月22日 19時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ - すごくおもしろくて、スラスラと読めます!続き頑張ってください!! (2019年11月23日 9時) (レス) id: ba7c98e06b (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - 泣いちゃいました!本当最高でもう、ヤバイです!これからも頑張ってください! (2016年10月24日 0時) (レス) id: 376d2ad0ed (このIDを非表示/違反報告)
透明 - とっても面白いでっす☆更新頑張ってください!!(((>д<) ))フレッフレッピッピピピ応援します!!全力で☆(^ω^)ムフフッ←← (2016年8月16日 23時) (レス) id: 2ee02d19c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まひろ | 作成日時:2015年5月15日 1時