眠るのですか? ページ17
昨日から、Aはよく眠るようになった。
それが感情のなくなる前兆のようで、少し怖い。
寝顔を見ていると、このまま起きないんじゃないかと思う。
バ「よぉ〜A寝てんのかぁ?♪」
「あぁ。」
バ「ちっ、戦おうと思ったのによ♪」
キ「Aはまだ怪我してるんだから、ダメだよ!」
メ「キングの言う通りだぞ?」
団長も店から出てきて話に加わった。
バ「でもよ〜、よくAと付き合えるな♪」
「どういう意味だ?」
バ「昔のA知ってるからよ、見てると昔の姿とかぶってしかたねぇ♪」
キ「それはオイラもわかるなぁ」
エ「昔のA様はどんな方だったのですか?」
ディ「ん〜、すっごい大人びてたよね〜」
来たばかりのAは、8つと思えない雰囲気があった。
メ「一緒に暮らし始めて、2ヶ月はまともに話しかけてくれなかったなぁ。マーリン以外には。」
キ「ゴウセルが1番怖がられてたんじゃない?」
バ「ずっとでけぇ鎧着てたからな♪」
そうだった。
Aは俺にだけ話しかけるのが遅かった。
ディ「でも結局ゴウセルに一番になついちゃってさ♪」
キ「親子みたいだったなぁ」
確かに、大きな鎧の俺と小さなAが並ぶと、よく見られていた気がする。
エ「A様にとってゴウセル様は、今も昔も大切な存在なのですね。」
メ「そ〜だな。他の奴らには入れねぇ固い絆があるんだろ〜な。」
王女と団長が、遠くで会話していた。
俺とAは似ていた。
だから大切だったのか?
いや、それ以上になにか______
『ゴ‥‥セル‥‥』
Aの方を向くと、眠ったまま俺の名前を呼んでいたようだ。
「もうすぐ風が強くなりそうなので部屋に戻る。」
俺はAを抱き上げて、部屋に戻った。
どんな夢を見ているのか気になった。
だけど、心を読むのはやめた。
「A‥‥」
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シーナ - ゴウセル愛が増してしまいツラい! (2020年2月24日 5時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
シーナ - スゴい感動しました! ゴウセルに幸せになって欲しいです! (2020年2月22日 19時) (レス) id: e97b238670 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ - すごくおもしろくて、スラスラと読めます!続き頑張ってください!! (2019年11月23日 9時) (レス) id: ba7c98e06b (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - 泣いちゃいました!本当最高でもう、ヤバイです!これからも頑張ってください! (2016年10月24日 0時) (レス) id: 376d2ad0ed (このIDを非表示/違反報告)
透明 - とっても面白いでっす☆更新頑張ってください!!(((>д<) ))フレッフレッピッピピピ応援します!!全力で☆(^ω^)ムフフッ←← (2016年8月16日 23時) (レス) id: 2ee02d19c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まひろ | 作成日時:2015年5月15日 1時