紫って身の回りにあまりなくないですか？２

かわいいですか？ ページ16

同じ村にいたら私が嫌なことを思い出すだろうって団長の気遣いで、次の日には違う村に移動した。




『気持ちいね！』


部屋からゴウセルのを引っ張り出して、庭で日光浴中。


ホークママが歩いてるから、風が気持ちいい。



ゴウセルは私の後ろで読書中です。







ゴ｢あぁ。｣



なんていいながらも、本から顔を上げないゴウセル。



『む〜！』



私は頬を膨らませていじけてみせた。



ゴ｢なんだその顔は｣


ゴウセルは後ろから私の頬をつついた。



『いじけてる顔！』


私は顔だけ振り向いて、ゴウセルの頬をつつき返す。



『あはは〜ぷにぷに〜』



ゴ｢‥‥｣


ゴウセルは黙ったまま次は頬を引っ張ってきた。




『なにぃ〜？いひゃい。』



ゴ｢かわいいと思った。｣




なんてまた真顔で言って、本に視線を戻す。



それから少しして、私は眠ってしまった。

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