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#21 もう一度 【澁澤龍彦】*リク* ページ28

RINNA様、リク有難う御座います!!
………いやはや、リク消化速度が遅過ぎますね。本当に御免なさい。
1日に1〜2つ、出来れば3つ位の速度でやっていくと思います。待たせてしまい本当に済みません…m(_ _)m
*前半澁澤side、- - -から夢主sideで御送りします。
*駄作者の妄想が含まれております。
*夢主ちゃんは「24時間以内なら時間を戻せる」異能を持っています。


「澁澤さん、大丈夫ですか?」
目を開けると其処には、心配そうに此方を覗き込むAの姿があった。

濃い霧がかかったかの様に霞む記憶の中で、Aの事だけは何故かはっきりと覚えていた。

「ほら、帰ろう?」
差し伸べられた手を掴み、立ち上がる。その途端、Aが抱き付いてきて、
「っふふ、澁澤さんは暖かいですね」
と無邪気に笑う。
『…そうかね?』

…そのAの笑みが、何処か曇っている様な気がした。

- - - - - -

すうっと霧が晴れ、暖かな朝日が昇ってくる。
徐々に何時も街の喧騒が戻ってくる中、私は一人で横浜の街を歩いていた。

「此処、か……澁澤さん。迎えにきたよ」
だがそう云っても返してくれる人は居らず、言葉が空気に溶けていく。

「…澁澤さん」
ぽたり、と地面が濡れる。頬を伝う涙は酷く暖かく、また涙が溢れた。

「また、抱き締めてくれるよね?」
涙で濡れた地面に手をかざす。すると光の粒子が集まり、人の形を成していく。

……暫くして光の粒子が消えていくと、雪の様な長い真白の髪を揺らした澁澤さんの姿が現れる。

『…A?如何して泣いて』
「…っ澁澤さん」
ぎゅ、と澁澤さんを抱き締める。其の躰はしっかりと実体を持っていて。

「…澁澤さん。接吻して」
もっと澁澤さんが存在しているという実感を求めて接吻をねだると澁澤さんは一瞬驚いた顔をしたが、直ぐに優しく微笑し口吻けた。


_____貴方とずっと過ごせるのなら、どんな手を使ってでも善いなんて思ってしまうのは、私が貴方に依存している所為なのだろうか。


***************
こんな感じで善いでしょうか…?
次の話で解説します!

#21.5 解説→←#20 遠ざかる 【芥川龍之介】*リク*



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夕雲天(プロフ) - 好きぃぃぃぃぃ!!!! (4月21日 22時) (レス) @page40 id: 5849ff7d28 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 綾辻先生もっと恵んでください (2023年3月28日 9時) (レス) @page14 id: cfb92708f4 (このIDを非表示/違反報告)
松前菊(プロフ) - フレンド申請させてもらいました!水寿です! (2022年9月3日 17時) (レス) @page35 id: 4c0d3a01c3 (このIDを非表示/違反報告)
くるまぶ - もっと渋澤さんをぉぉぉ (2020年6月10日 20時) (レス) id: 7898e05539 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - 私もいっぱいちゅき (2020年5月12日 15時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒桂野_麻痺 | 作成日時:2018年3月18日 17時

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