蕩ける甘い日々【文スト】 (ページ23)

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#17　温もりと優しさが　【国木田独歩】リクページ23

あかり様、リク有難う御座います!!
意外に前回の雑談が好評な事に吃驚してますw
そして「ラムネの穴そんなに大きくない」って云うコメがあってコンビニ行って見たら「んだ」ってなりました…御指摘有難う御座います…!
これからも駄作者は可笑しい点が多々ある駄作を生み出していくと思うので其の場合はコメントにて御指摘御願いします…m(_ _)m

…濃い血の香りと銃声。封じられた視界の代わりに嗅覚が、聴覚が伝えてくれる。

誰かが助けに来たのだろうか…否、私が助かっても意味が無い。数時間前に見た紅い鮮血と変わり果てた二人のの姿が脳裏に浮かび、頭に痛みが走った。

お母さん、お父さんを刺したであろう包丁を握り締め、下卑た笑みを私へ向ける彼奴の顔を思い出して嗚咽する。其の時に刺された腕の傷から紅が溢れる。
何故私を殺さなかったんだ。いっそ殺してくれた方が善かったじゃないか。

こつん、と近付いてくる足音に怯え乍らも、殺してくれと願う自分が居る。明るくなった視界に映ったのは彼奴の姿ではなく、

『…大丈夫か?』
「…え、誰、ですか…?」
下卑た笑みを浮かべた彼奴ではなく、長い髪を一つに結わえている男だった。

『俺は国木田独歩。お前を助けに来た』
先ずは怪我の手当てをするか、と腕を掴んだ手を、私は思わず振り払う。

「手当てなんて善いです…!もう生きていたって家族には一生会えないし…!…私だけ生きているよりだったら私も死んだ方が」
『お前は阿呆か?』
呆れられた目で見られ、何処から出したか判らない包帯を腕に巻いていく。

『「私も死んだ方が」なんて家族は誰もそんな事望んでないと思うぞ』
「…でも」
『家族の為に生きるのがお前の役目だと俺は思う。折角家族が守ってくれた命を粗末にする訳にはいけないだろう』

お前は俺が社長に頼んで如何にかして貰うから安心しろ、と頭を撫で乍ら云う其の姿に何処か安心してか、躰の力が抜けていった。国木田さんは『うお』と云って私を受け止める。

『…よく頑張ったな……そう云えばお前の名前、聞いていなかったな』
「………A、です」
『よし…A。先ずは探偵社に行くか。社長に相談してみるか…』
ひょい、と私を抱き上げて国木田さんは歩みを続ける。其の体温で躰が温まったからか、眠気に襲われた。

＿＿＿＿＿貴方の温もりと優しさの所為か、頬を涙が伝った。

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思い伝えれなかった…済みませんっしたぁ!!!