木兎さんの妹は音駒高校バレー部マネ

よんわ。 ページ5

木兎side


楽しいはずの部活も今日はテンションが低い。



赤｢なんでしょぼくれてんですか。


木兎さん。｣






兎｢あかーしぃぃぃ...


Aが...




音駒にいっちゃった...｣


3年ｰ木兎｢｢｢はぁぁぁぁ！！！？｣｣｣




木｢どういうことだよ！木兎！｣




猿｢ちょ...みんな...これ...｣


と言って猿の視線を辿ると、そこには


｢｢｢赤葦が白目むいてる｣｣｣


放心状態の赤葦がいた。


自分たちの俺に対する怒りなんて忘れ、赤葦に声をかけた。


木｢おぉーい、赤葦大丈夫か？｣



小｢赤葦！起きろ！｣


と言って、赤葦を揺らす。



赤｢.......ﾊｯ!




ちょっと木兎さん！Aは梟谷に入るんじゃなかったんですかどういうことですか説明してください｣


ここまでノンブレスで言いやがった。



木｢おい！赤葦！


強く言いすぎると木兎が更にしょぼくれるぞ！｣



赤｢知りません！｣



猿｢本当に赤葦のA愛は凄いねぇ...｣



兎｢俺も梟谷に入ると思ってたんだよぉ...


けど、急に音駒にはいるって...｣



赤｢引き止めてくださいよ！

木兎さんの馬鹿力で！！！｣



小｢赤葦落ち着けよ！w｣


赤｢Aに何かあったら...どうしよう...｣


赤葦はブツブツ言い始めた。



木｢ショックなのは俺らも一緒だけど、


音駒には黒尾達がいるから、大丈夫だろ。｣



猿｢そうだよ。


だからそこまで心配しなくても...｣



赤｢それもありますけど！

なんで梟谷じゃなくて音駒なのか！｣



兎｢...おれ...ちょっと心当たり？あるかも...｣



｢｢｢えっ！！？｣｣｣



兎｢いや、もしかしたらだし、わかんねぇけど｣




赤｢言ってください。木兎さん。｣




兎｢お、おう...




いや、あいつ中学バレー部だったじゃん？


基本オールラウンダーなんだけど、


俺のスパイクを受けれるようになってからは

レシーブ中心になった。｣



赤葦が何かを思いついたような顔をした。


赤｢そしてレシーブ力の高い音駒に憧れてそっちに行った...と。｣



さすが赤葦、察しがいい。


木｢そーいえば合宿で、

音駒のことすげーって言ってたな｣



小｢なるほどなぁ！｣





(でもやっぱり心配なんだよな...)



するとまた俺の心を読むように、


赤｢じゃあ帰り俺が音駒まで迎えに行きます｣



木｢はぁ！？｣


赤｢夜は危ないです。俺が迎えに行きます。｣




兎｢...じゃあ任せた！赤葦！｣


木｢おい木兎！｣


赤｢っ！はい！｣

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