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じゅうにわ。 ページ14

夜久side


バスの席は俺がAの隣に座った。




『やっくん...ごめんね、』


そう申し訳なさそうに言うAの顔は暗かった。


夜「何言ってんだよ。Aは悪くねぇだろ」



『ううん...私も悪い。』


夜「お前は当然のことをしただけだ。



気に病む必要はないぞ!」


『やっくん...ありがとう...』


夜「それよりお前家遠いのに1番に着いて、眠いだろ?


寝ていいぞー」


『う...ん、じゃあちょっと寝るね...』


目を擦りながらそう言って、俺の肩にポスンと


頭を置いた。


(気ィ張ってたからな。

あの雰囲気の場所にいたらそりゃ疲れるわ。)


黒「お、A寝たのか。」


後ろに座っていた黒尾が顔を出す。


夜「ん。こいつ、頑張ってるしな。」


黒「そーだな。てか俺の隣も寝ちまった。」


夜「隣誰?」


黒「研磨ー」


夜「さっき眠そうにしてたしな。

2人のためにも静かにしてやらねぇと。」



ーーーと思った。が。



キャハハハハ!!


試合中にもうるさいあの声がバスの中に響いた。


ん、と眠っているAは顔を顰めている。


黒「おーい、寝てるやつもいるから少し静かにしろよー。」



という黒尾の声に少し全体のボリュームが小さくなった。

夜(よかった。)

ほっ、と安心し、ため息をついた。






気づけば俺も寝ていて、黒尾がもうすぐ着くぞ、と声をかけていたところだった。


軽く伸びをし、まだ優しい顔で寝ているAを起こそうとする。


すると、

キャーーーー!

オハョウゴザィマスゥ♡


(あぁ...またか。)


ムクッ

Aが起きた。


『うるさ...なに...』



夜「はよ。よく寝てたな。」


『ん...おはよ、』




研「なに...うるさい...まだ寝たい」


研磨もあの声で起きたようだった。


黒「2人とももうすぐ着くぞ。


あ、ほら梟谷見えてきた。」


Aは、バッと窓の外を見る。


『雪ちゃんに...かおりちゃん!』


(梟谷のマネージャーか。

仲良かったしな...)



Aの嬉しそうな顔を見ると、自然に笑顔になる。


黒「やっく〜ん?


なにニヤニヤしてるんデスか?」


そう言いながら自身もニヤニヤしている。


夜「ニヤニヤはしてねぇよ。



お前じゃねぇんだから。」


黒「やっくんヒドイ!」



猫「着いたから降りるぞー」



烏野と青葉城西はまだ来てないらしい。




合同合宿が、もうすぐ始まる。

じゅうさんわ。→←じゅういちわ。



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オフトゥン - いつの間にか目の前が霞んでました...とても面白かったです! (2020年5月7日 19時) (レス) id: 1ed80ac0bf (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - hikariさん» ごめんなさい!修正しておきます。報告していただき、ありがとうございました! (2019年10月28日 17時) (レス) id: 40a00401ba (このIDを非表示/違反報告)
hikari(プロフ) - さんじゅうよんわの木兎さんの(名前)ではなく、名前ってなってます。 (2019年10月28日 9時) (レス) id: 9040efc7f3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - まっつんエロい@紀和さん» はい!学生です〜!!応援ありがとうございます!これからも頑張らせて頂きます!! (2019年10月23日 17時) (レス) id: 40a00401ba (このIDを非表示/違反報告)
まっつんエロい@紀和(プロフ) - 作者さんは学生さんですか?学生さんでしたら大変ですけど頑張って下さい! (2019年10月22日 21時) (レス) id: 8195451271 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちごミルク | 作成日時:2019年9月9日 19時

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