恋愛コスプレ！？ ２

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「け、けど俺、山田と仕事したいし。」



山「そんなこと言われると、俺、伊野ちゃんのこと、襲っちゃうよ？」



「まさかぁ。」



顔を上げると、マジな顔をしている山田。


「え、えと…」


山「っていうのは、嘘だけどさ。」


「お、おお。」



山「事務所に所属した方がいいと思うな。」



事務所ってのは、テアトルアカデミーとか…、ジャニーズとかってことでしょ？



「俺、事務所に入んなくても、今のままでいいし…」



山「いい？今は伊野ちゃんのレギュラーは一本。写真集も異例の方法で出す。


つまり、異例の快挙をいくつも遂げているわけ。」


「うん。」



山「CMの依頼なんてのも、昨日きたんだ。」



「え、えぇ！？！？」



山「けど、そこまで来ると…流石に俺もきつい。


それに、俺ができる仕事にも限りがあるし、



依頼が来る仕事量にも影響がある。」



「う、うん…？」



山「事務所に入ってると、オーディションとかの情報が来るけど



、個人の場合は結構難しい。



つまり」




『このままだと伊野ちゃんは本当のスターになれない』

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