鈍感恋愛はじめます。

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「ほんとに駅前にガストなんてあったんだー。」


裕「知らなかったの？」


「しんなかった。」


裕翔と一緒にガストに足を踏み入れると何年かぶりの八乙女さんがもう待っていた。


「お久しぶりです。」


八「おお。裕翔と圭人。久しぶり。」


裕「ですね。」


八「日本人は時間に正確でほんと助かるよ。」


裕「そんなに遅いんですか？」


八「一時間待たせても悪びれる様子すらないから。w」


「一時間かー。やだなぁ。」


八「だろ？飯もそんな上手くないし、決まりも多いし。やっぱ日本が一番だわー。」


裕「じゃあ、圭人と俺はずっと日本にいよっか。」


「だね。」


注文して、何杯かお酒を飲むと話すだけになってきて、流石にガストじゃダメだ。ってことで二次会。


近くの小さな居酒屋さんに入って、もう思い出話し状態。



八「え、圭人と裕翔ってシェアルームしてんの！？」


裕「ですよ。ツインベットなんですから。」


「え、何、2人ってホ モなの？」


「違いますよ。同じ会社に行くのにバラバラに行ってても面倒なだけじゃん。ていうことでそうなったんです、」


八「なんでツインベット？」


「シングル二つよりちょっと安かったんです。」


「へー。」


裕「ちょっとトイレ行ってきます。」


裕翔が席を外しちゃって八乙女先輩と2人きり。


八「で、何？2人は付き合ってるかんじ？」


「いいえ。お互いいい友達だと思ってますから。」


八「こりゃー、裕翔も大変だなー。」


「何がですか。」


八「いや、別に。圭人は好きな人いるわけ？」


「うーん。いないですね。」


八「へー。おもしろそ。」


薮さんと同じようなこと言われてるし。


いい友達じゃん。事実。

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