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12話 ページ13

荒木先生side

Aのやつ…、俺のポケットにトランプ入れやがって。しかも、胸ポケットだけじゃなくて、全部のポケットに入ってたしな。

《先生上着ありがと!感謝感激雨あられだね。嘘だけど。お礼にプレゼントをいっぱい入れておいたから。これは嘘じゃないよ?》

1枚のカードを見ると、そんな調子の字が書かれていた。それも、全てジョーカーのカードだ。


俺は部屋から出ると、Aの姿を偶然見つけた。


「おいA!お前昨日…」


様子がおかしい。なんだか少しフラついてるし、振り向いたときに見た顔が少しだけ赤い気がした。
俺は熱でもあるのかと額に手を当てようとした…、けれど、その手は叩かれた。


「いてっ、…お前風邪引いてるだろ。」

「知ってた?ぼくって風邪引かないんだよ?まあ嘘だけどね。昨日外で寝ちゃったからかな?あっ、ぼくって寝たことも無いんだった。」


いつものように、嘘を言う余裕はあるらしい。
聞いていないのに、ぺちゃくちゃ喋り出すのは相変わらずだ。
しかし、気持ちぼーっとしてるし、見るからに体調が悪そうだ。
俺は強引に額に手を当てる。


「あっち!」

「それは発火したから…」

「うっせ。今日は寝てろ。クソガキ。」


やはり、ほぼ分かっていたが、こいつは風邪で高熱だった。額に指を立てて、寝てろとは言ったが、果たしてちゃんと言うことを聞くのか?こいつは…。


「なーんだ…つまんないなぁ。分かったよ。今日は休みまーす。…嘘かもしれないけどね。」


最後にそう言うのは、こいつらしくて少しだけ安心した。部屋へと戻る足取りが少しフラフラしていたが、多分大丈夫だろう。

部屋に入っていくのを確認すると、俺も授業に行かないといけない。
荷物を持って、校舎へと向かった。

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マグロ隊長 - 亜紀さん» 読んでいただきありがとうございます!続編というか、ただこの夢主ちゃんで恋愛的なのを書こうと思っただけなんですけどね…笑椿くん良いですね!これから考えてみます(^_^*) (2018年11月6日 23時) (レス) id: ff77c9afb9 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 私は個人的に椿が好きなので絡ませて欲しいなと(((殴、コホン…なんでもありません。最後になりましたが応援します、頑張ってください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。いやぁ、私結構僕っ子好きなんですよね、だから嬉しかったですよ夢主が僕っ子で!続編?書いてくださるんですか!?ぜひ読ませてください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マグロ隊長 | 作成日時:2018年9月28日 1時

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