苦労の記録１１３ ページ13
呼ばれて扉に行くと、そこには制服姿のAが居た
「A？」
普通に呼んだ心算だったのだが、何故か近くの女子�，�驚いた顔をした。
Aを見ても、何やってんだ、と驚きの顔。
…え？僕何かしました？
僅か少しだけ沈黙が流れると、Aが女子Aの方を向いた
その顔を見て、今度は俺がほんの少しだけ驚いた
「すみません、呼んでくれて有難うございます。転入生同士、事前説明が被ったりすることが多くて……」
だって、超余所行きの笑顔なのだから。
口角は自然に緩み、目はふにゃりと、眉は申し訳なさそうに下げられている
若し学校でなければ今すぐ誰だお前と言ってやりたい。
「あそうゆう繋がり？ ごめん、なんかちょっとびっくりしちゃってー」
女子�，論萃�の驚いた顔から一変、納得したような、何処か安心したような、そして何処か見下したような顔をした。
「はい、すみません。それでは失礼します」
Aは素早く俺の手を取って、教室を後にした
□
マしかし、校内案内なんぞはどうせ嘘だろう、では仕事関係だろうか。
取り敢えず、前を歩き俺の手を引くAを呼ぶ。
「A？」
「黙って」
またしても両断
Aの足がピタりと止まり、目の前の扉のプレートを見ると、“書庫室”と書かれていた。
成程ここは誰も来ない、やはり仕事関係の話か。
迷いなくAが扉を開けると、大量の書類が幾つもの棚に収納されているだけで、誰もいなかった。
そうして奥の方のスペースに連れてかれ、手を引かれるがままに壁に押し付けられた。
え？なに？
「ちょ、A、」
どうしたんです、と声を掛けようとしたのだが
「ふざっけんなこの馬鹿」
その前に罵られた。
よく状況が掴めない。行成り連れてこられただけで何かした覚えは無いぞ
それが顔に出ていたらしい、Aは更に声の調子を上げた
「あのねえ、私たち今日初対面っていう設定なんだぞ？！」
「え、ああ、はい。まあでも、転校生同士ってことで面識があることの辻褄は合うんじゃ……、」
「辻褄？ そんなんどうでもいいわ！」
「はい？！」
じゃあなんで怒ってんですか！と声を荒げると、Aは神妙な空気で俺に詰め寄った。
「いい、あんたは……顔はイケメンなの」
「唐突……」
口では褒めているが、顔はめちゃくちゃ不快そうである。
「そういうやつが特定の後輩とやたら親し気になると……」
「なると……？」
「戦争が起こる……！！」
起きてたまるか
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メガネ第2号(プロフ) - かえる。さん» 返信激遅でごめんなさい、更新しました！コメント励みになります、遅筆ですがぜひ最後までお付き合い下さい。 (2022年8月28日 6時) (
レス) id: 652442107f (このIDを非表示/違反報告)
かえる。(プロフ) - やったー！更新してる！(≧▽≦) (2022年5月24日 21時) (レス) @page46 id: 06d9623eb5 (このIDを非表示/違反報告)
メガネ第2号(プロフ) - 望務さん» ひい！！嬉しいです。文章少し長くなったりしてうざったいかもしれませんが頑張って書きます！ありがとうございます！ (2022年5月24日 20時) (レス) id: 5b50776276 (このIDを非表示/違反報告)
メガネ第2号(プロフ) - 紺さん» 前々から読んでいてくれていたんですね！出戻り嬉しいです、本当にありがとうございます！コメント励みになります、頑張りますね！ (2022年5月24日 20時) (レス) id: 5b50776276 (このIDを非表示/違反報告)
メガネ第2号(プロフ) - 小夜子さん» 返信遅くなってごめんなさい！コメントありがとうございます、他の作品も読んでくれているようで凄く嬉しいです！文スト4期公開楽しみに頑張ります！ (2022年5月24日 20時) (レス) @page46 id: 5b50776276 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メガネ第2号 | 作成日時：2018年7月3日 4時
