死後のレポート8 ページ8
ああ、そういえば新人戦だかなんだかで
部活の大会があるんだっけ…
まあ私は帰宅部だから關係ないんだけど。
…待てよ?となるとほぼ皆部活大会な訳なんだから今日遊べる相手は数少ない帰宅部、しかもその中で
最も仲の良い此奴のみ…?
「おーい、聞いてっかあ?」
奏多の声で思考が現実の引き戻される。
流石にぼっちでカフェ巡りはなあ…
うん、決めた
『いいよ!遊ぼ!
私今日カフェ巡り下したいんだけど、
勿論付き合ってくれるよね!』
威圧とも言える笑顔を見せる
付いてこいよ財布
「うわ、カフェ巡りとか、お前女子かよ
…ま、いいけど」
なんか聞き捨てならない言葉が聞こえたが敢えて無視だ。無視してあげたのだ。
『そーと決まれば、早速しゅっぱあーつ!』
────数時間後
『…これで何軒めだっけ?』
「あーっと…5軒め?
結構回ったんじゃね?」
…ふむ、中々どの店も美味しかったな
しかもこいつと結構遅くまで遊んだなぁ〜
もう22時じゃん。繁華街が賑わう頃だね〜
『じゃあ最後の一軒としますか!
美味しい珈琲!で締めくくりたいな〜』
「近くに未だ行ってない喫茶店となると…
お、彼処は?チェーン店じゃなさそうだな」
『え、どこどこ』
────【うずまき】
『うずまき…?』
プレートを見た途端、奥の奥でザワリ、と
ざわめきがする。
なんだろう、この感覚
まるでこの店を何回も見たことがある既視感は
『……?』
「綺麗な赤煉瓦のビルだな、入ろーぜ」
『お〜…そっすね…』
一歩、一歩その店に向かって歩くごとに
私の深いところで“ナニカ”が騒めく
〜〜♪
心地良いベルが鳴ると、優しそうな気前の良い女性が来た
「いらっしゃいませーこちらの席へどうぞ」
中に入って席に着く
この店の内装、それは見れば見る程に
私の脳の記憶が、
思い出せ、思い出せと湧き上がる。
それは決して悪いものではなくて。
──────思い出さなくてはいけない、
そんな気がする。
「めっちゃ珈琲の匂いする
お前注文何?」
あともう一押し、それでナニカが…
『えと、珈琲かな…』
「うっし、すいませーん珈琲2つー!」
あと一押しあれば絶対に思い出せるのに…!
『ああ!!もう!もどかしいなあ!』
イライラと焦燥感から声を上げる。
「何お前、二日目?」←
『バッカヤロウちげーわ!!』
真面目に此奴、女子からモテるの超不思議。
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みかん(プロフ) - めっちゃ面白いです!!夢主ちゃん、ホストって(笑)続きが気になります!応援してます!! (2018年9月9日 23時) (レス) id: a3a5d02756 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - この作品も見させてもらいました!! 志賀の代わりに奏多くんが出てきてぇぇぇ! カッコよすぎるぅぅぅぅ!! (キャラ崩壊w) (2018年7月6日 21時) (レス) id: df4019f8a8 (このIDを非表示/違反報告)
雪奏 - やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい(ry 続きが読みたいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!! (2018年7月4日 1時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
ムラサキギャング(プロフ) - コメント失礼します!この小説、流れもよくて面白くて、とにかく超いいかんじです!(語彙力←)久しぶりに占つくきたら、いい作品に出会えたので良かったです!更新楽しみにしてますが、無理はしないで頑張ってください! (2018年6月19日 18時) (レス) id: 50e518a18e (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 続きが気になります!更新お願いします! (2018年5月17日 22時) (レス) id: aeb99a7d73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メガネ第2号 | 作成日時:2018年1月4日 20時