CXXII ページ24
「あらら〜、監督生くん。熱出したっスね」
体温計を見ながらラギー・ブッチは言う。
ベットには、眠っている監督生。
あの後、監督生が倒れたので急いで運ぼうとしたところを偶然、通りかかったラギー・ブッチーに助けてもらった。
彼の話によると…現在。
監督生が住んでいるオンボロ寮はアズールさんとの契約で差し押さえられているらしい。
ストーリー通り、サバナクロー寮に泊まっている状態である。
「....大丈夫でしょうか」
「あの薬の効き目は、強いからきっと、明日には治ってるっスよ」
「...ありがとうございます。お陰で助かりました」
ラギー・ブッチがいなかったら間違ってオンボロ寮まで行って、監督生に負担をかける所であった。
「ホント、驚いたっスよ？あんなところに倒れている監督生くんと頬が腫れたAくんがいるんっスもん」
「..あは、は」
思わず苦笑いしてしまう。
「....で、何があったんスか？」
真剣な目で私を見てくるラギー・ブッチ。
…これは、言った方がいいのかな？
今後、監督生に被害が起こらないように..あのスカラビアの生徒が監督生に手を出そうとしていた事を。
少し考えた末に、起こった出来事をラギー・ブッチに話した。
ーー
ーーー
「そんな男もいるんッスね」
ラギー・ブッチには、監督生に起こった出来事を細かく話した。
熱で辛かったはずなのに、怒号を聞かされた監督生は可哀相だ。
もっと、早めに気づいてあげればよかったと反省している。
「…それで、Aくんの頬はどうしたんスか？」
「…え」
彼の質問に情けない声を出す。
片方腫れた頬には、湿布が貼られた。私の予想通り、頬は見事に赤く腫れた。
私のことは別にいいんだけど。
「えっと、僕のは大したことないんで」
「大したことないわけないでしょ、さっき話してた..あいつにやられたんスか？」
「どうなんスか？」とかなりグイグイくる彼に内心驚いている。目をパチパチしてしまう。
何でそんなに知りたいのだろうか？
「……只、転んだだけですよ」
そう言って視線を遠くに飛ばす私であった。
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伊織(プロフ) - 良ければですが続きを書いて欲しいです！！！！！ (1月26日 20時) (
レス) @page50 id: 0ae4e65c34 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - もしよろしければ続きを恵んでください！！凄く楽しませていただきました！ (2022年12月4日 20時) (レス) @page50 id: b7ff539ef8 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - 完結めでたいけど！けど！！続きがめっっっちゃ気になってまうやろー！！！作者さん続き描いてくれ！！！！お願いやー！！！！ (2022年11月20日 14時) (レス) @page50 id: c3cf35b1ce (このIDを非表示/違反報告)
❄️Snow moon🌙 - 最高でした！！！もう、本当に何回でも読み直せます！！！投稿お疲れ様でした！ (2022年7月9日 19時) (レス) @page50 id: 18d1ac959a (このIDを非表示/違反報告)
え？ - えっここで終わりなん！？！？これからやん………おまかせはないよ…………… (2021年9月3日 16時) (レス) id: 40b8a4973a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卵ソース | 作成日時：2020年11月28日 9時
