CX ページ12
魔法薬学の授業では、またしてもE組との合同授業であった。
しかも今回は、先生の決めたペアで受けなければならないのだ。
横目でペアになった人物を見る。
朱色のショートヘアに、
グレーの大きいつり目。
実験着を着たリドル寮長がいる。
先生曰く、テストの結果を見てペアを組んだらしい。
点数の高い者と低い者をペアにし、効率よく授業を進めると言っていたが....果たしてそれが良いことなのか疑問ではある。
''100点満点''のリドル寮長に対し、
''50点''の私。
約2倍の差はあった。
リドル寮長とは図書館で少し話したくらいで、あまり関わりは少なかった。
大変優秀な成績を持っている彼なので、この授業で私がミスしたら大変なことになるだろう。
気を引き締めて行うことにする。
「まさか、君と一緒になるとは思わなかったよ」
「..よろしくお願いします」
成績優秀者の彼と組めるのは、果たして吉と出るのか、凶と出るのか？
お荷物にならないように頑張らなきゃ。
軽く息をすって気持ちを落ち着かせる。
今回の授業では、''混乱薬''を調合するらしい。
材料は、イモリの黒焼き・ラクダの血・カエルの涙など、あまり見ない材料である。
この世界に来て、1年ちょっとは経過したが....目玉系や血液系は苦手意識があった。
目の前にあるラクダの血を見て思わず苦い顔をしてしまう。
そうしている間に、リドル寮長は正確に素早く作業を進めていく。
流石、テスト学年一位の持ち主である。
..私も何かしなくては..！
二人で同じ行動をしては効率がよくないことは分かりきっている。
だったら私は..。
「....次は」
「どうぞ、ラクダの血です」
彼の調合をスムーズに出来るようにサポートをしよう。
100mLをピッタリと量ったビーカーに入ったラクダの血を渡す。
「....うん。ありがとう」
次に相手は何を欲しているのか、考え、行動する。
これが一番効率が良くできる。
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伊織(プロフ) - 良ければですが続きを書いて欲しいです！！！！！ (1月26日 20時) (
レス) @page50 id: 0ae4e65c34 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - もしよろしければ続きを恵んでください！！凄く楽しませていただきました！ (2022年12月4日 20時) (レス) @page50 id: b7ff539ef8 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - 完結めでたいけど！けど！！続きがめっっっちゃ気になってまうやろー！！！作者さん続き描いてくれ！！！！お願いやー！！！！ (2022年11月20日 14時) (レス) @page50 id: c3cf35b1ce (このIDを非表示/違反報告)
❄️Snow moon🌙 - 最高でした！！！もう、本当に何回でも読み直せます！！！投稿お疲れ様でした！ (2022年7月9日 19時) (レス) @page50 id: 18d1ac959a (このIDを非表示/違反報告)
え？ - えっここで終わりなん！？！？これからやん………おまかせはないよ…………… (2021年9月3日 16時) (レス) id: 40b8a4973a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卵ソース | 作成日時：2020年11月28日 9時
