【ハリーポッター】もしもarsが魔法使いだったら (ページ43)

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到着２ページ43

滑ったり、つまづいたりしながら、険しくて狭い小道を、みんなはハグリッドに続いて降りていった。

ハグリッド「みんな、ホグワーツがまもなく見えるぞ」

振り返りながら言う。

生徒の間から歓声が上がった。

狭い道が開け、大きな黒い湖のほとりに出ると。

向こう岸に高い山がそびえ、そのてっぺんに壮大な城が見えた。

「わあ…」

思わず声を漏らした。

夢の国みたい。

すごい。

ハグリッド「五人ずつボートに乗って！」

ハグリッドが小船を指さした。

岸辺につながれたそれに、ハリーとロンと私、そしてハーマイオニーとネビルという男の子が乗った。

ハグリッド「みんな乗ったか？」

ハグリッドが大声を出した。

ボートは一斉に動きだし、鏡のような湖面を滑るように進んだ。

崖下に到着すると、城の真下と思われる暗いトンネルをくぐった。

コウモリがキーキー鳴く。

生徒たちはハグリッドのランプの後に従ってゴツゴツした岩の道を登り、湿った滑らかな草むらの城影の中にたどりついた。

ハグリッド「みんな、いるか？」

一度そう呼びかけると、ハグリッドは大きな握りこぶしで、城の扉を三回叩いた。