【ハリーポッター】もしもarsが魔法使いだったら (ページ30)

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ホグワーツ特急４ページ30

死神「ハリー・ポッターは、唯一、『例のあの人』から生き残った人です。しかも、赤ん坊でですよ？すごいですよね！」

と、死神さんが熱弁している間にハリー・ポッターと赤毛のおばさんたちは消えていた。

「…そろそろ私たちも行きませんか？」

死神「あっ、そうですね(笑)」

にこ。

死神「怖がらなくても大丈夫ですからね？魔法なので(笑)」

と、手を引かれて壁へと歩く。

死神さんが早足になるから私も急いだ。

「…っ」

どんどん近づく壁。

その距離あと数センチ。

…正面衝突しそう。

怖くなって思わず死神さんにしがみついた。

ぶつかる！！

「っ！」

もう…っどうにでもなれ！！

ぎゅっと強く目を閉じた。

…すると。

スーッと、通り抜けた感じがして。

周りがガヤガヤと騒がしい。

死神「…Aさん？」

トントン、と優しく肩を叩かれて。

ゆっくり目を開けた。

死神「ふふ(笑)」

穏やかに微笑む死神さんの顔が、目の前にあった。