【番外編】ファンタスティックビースト〜another story〜

20※ヤンデレ注意 ページ21

月兎さんリクエストありがとうございます！









「ただいま。何か変わったことはなかった？」



「おかえりなさい。いつも通りよ」



この会話だけ聞けば幸せな夫婦のような会話に聞こえるだろう



しかし、私は彼に少し…いやかなり厳しく束縛されている



家から出るのは許されず、外部との連絡はできない



男ならともかく、女の友達に会うことさえ許されないこの状況



逃げようと思えば彼を振り切って逃げることができる



だがそうしないのは、私もまた彼を愛しているからだ



「今日は二フラーがまた抜け出したの」



家から出れない私はニュートの代わりに魔法動物の世話をしている



「困ったな。どこに逃げたんだい？」



どうせ外だろ？なんて、コートを着てまた出かけようとするニュートを震える手で止める



「大丈夫…もう見つけたから」



彼は一瞬笑顔が消えたが、すぐに元の顔に戻る



「へえ…君は外に出たの？」



「ほんとに少しだけ！すぐに二フラーを捕まえて戻ってきたから…！」



「何度言ったらわかるんだ！」



バンッと机を叩く



震える体をなんとか抑えて謝る



「ごめんなさい…二フラーが車に轢かれそうで…」



「あれほど言っただろう！家に居るんだよって！どうして僕の言うことが聞けないんだ！」




怖くて、思わず涙が出てしまう



ごめんなさいと謝ることしか出来なくて



「あ…ごめん…ごめんねA。いきなり怒鳴って怖かったよね…でも君のためなんだ」



ニュートは私を抱き締めた



彼は私を怒鳴ったあとはいつもこうする



それがなんだか嬉しくて私も背中に手を回す



「私が悪いの…今後は絶対家を出ないから」



そう言うと彼は肩に顔を埋める



私が逃げないのは、お互い依存しているからかもしれない



こんな関係でもいい




彼と恋人でいられるなら。









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ヤンデレっぽくなかったですね…



やっぱりニュートはシャイでないと！



リクエストありがとうございました(*^^*)

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