第弐拾陸話 ページ27
シンと外交官が中へ入ってしばらくした頃、
ホッとした表情の 紅玉姫達が出てきた。
怜也「結局 判断は?」
玉「今回の件は 陛下にお任せすることに
なったわ。」
現時点で 紅玉姫の結婚は
取りやめになったのだろう。
それが 煌帝国にとって良いことか、悪いことか…
少なくとも 姫君にとっては 良いことだといい。
すぐに煌に戻るようで、
あの晩に使っていた絨毯の上に乗った。
夏「姫君、神官殿はお連れしなくても
良いのでありますか?」
確かに バルバットに借りていた場所に
残してきたままだった。
玉「良いのよぉ、『銀行屋』が
任せろというんだもの。」
…あの銀行屋も 中々に怪しいものだが。
玉「とりあえず 私たちは引き上げよぉ。
早く陛下にバルバット国の王政廃止を
お伝えしなくては!
シンドリア国王との約束の件も…」
紅玉姫の頬が赤く染まる。
本当に シンに恋してしまったのか。
下を見ると、最後に見たときよりも
大分人が集まっていた。
怜也「紅玉姫、夏黄文…
下で民衆が集まっているが。」
玉「知ってるわよぉ 王宮の前でしょぉ?」
残念ながら そうでは無い。
怜也「いや、別の一団だ。
俺らに攻撃してくることは無いだろうが。」
もししてきたとしても、こっちは
金属器使いが 2人だ。
魔法道具程度なら、大丈夫だろうし。
それよりも、煌帝国に戻ったあとだ。
次は 何を言いつけられるだろうか。
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七紙 - 面白いです!続きが気になります! 更新頑張って下さいね♪ (2016年12月6日 16時) (レス) id: 3b3723dfc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうき | 作成日時:2016年9月26日 18時