第拾捌話 ページ19
俺は絨毯から鎌に乗って降りて、
友人の近くへ近づいた。
怜也「…久しぶりだな、シンドバッド。」
たぶん俺は 笑顔を浮かべているのだろう。
シン「どうしてそちら側にいる、
七海連合の立場はどうした?」
龍帝国は七海連合に加盟していた。
そう考えると、煌帝国の侵略は、
シンドリアと煌帝国の戦争にも なりかねないものだった。
怜也「練紅炎と契約したからだ。
龍帝国を守るための、だ。
俺は自分の意思で 煌帝国にいる。」
黒く、光加減によっては赤くも光る
鎌の刃の先を シンドバッドに向ける。
確かに 彼には世話になった。
一国の主と 友人として知り合えたことは、
俺にとって 運のいいことだろう。
怜也「今 お前が煌帝国に対して、
不利益になることをするなら、
俺はそれを 止めなければいけない。」
この2人の間に 沈黙が走る。
彼ら以外は 今も皆、戦闘を繰り返しているというのに。
シン「…わかった。
不利益なることは、今はしない。」
少し安心した。
怜也「すまないな。」
シン「いや、いいんだ。
直接姫君を止めに行くからな。」
そう告げて、そのまま紅玉姫の方へ 走って行った。
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七紙 - 面白いです!続きが気になります! 更新頑張って下さいね♪ (2016年12月6日 16時) (レス) id: 3b3723dfc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうき | 作成日時:2016年9月26日 18時