Desire２３ ページ23
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『…』
黙ったまま、俺に刃をを向ける横顔
遠くて、霞んで、良く見えない。
何かを、言っている_______。
｢…っ！！｣
目を覚ますと
天井が見えた。
ふと横を見ると、俺の寝ているベットに腰掛けたリヴァイがいた。
｢リヴァイ…｣
リヴァイが振り返る
その瞬間、全身にドクン、という音が響いた。
その横顔は…
俺に刃を向けて居た彼の横顔と、
一致していた。
｢ようやく目が覚めたか。お前は覚えてないかもしれないが、急に倒れた。頭からの出血もあっただろう。無理のしすぎだ｣
何かがおかしい。
目の前のリヴァイは？何なんだ？
｢おい｣
リヴァイに呼びかけられ、我に返った。
｢…俺は…｣
｢目え覚ましたんなら俺はもうここに居なくても平気だろう｣
と、立ち上がった。
その言葉からはまるで、俺が目を覚ますまでここに居たと言う意味が込められているかのようだった。
｢お前が死者を記入していた紙のおかげで、死者数累計が早く終わった。｣
役に立てたのなら光栄だと、俺は頷いた。
｢それとだ、おら｣
と、リヴァイは俺の掌に桜の花びらを1枚置いた。
｢それでいつでも桜が見られるだろう｣
美しく、堂々たる桜からは決して思えない、知られていない桜の花言葉。
�犹笋鯔困譴覆い猫�
その意味は…。
｢小さ…｣
｢何だと｣
｢でもすごく綺麗だな。この花びらが一番｣
コンコン、と突然ノックの音
｢何だ｣
｢リヴァイ兵士長！団長がお呼びです！｣
兵士長っていうのは忙しいんだな
｢仕方ねぇな…、お前はしばらく寝てろ｣
俺はリヴァイが出ていくのを見送った。
となるとここは…。
｢リヴァイの部屋…｣
汚れがひとつない。
そして広い。
…それにしても…、あの人本当に俺をガラス細工のように扱うな…。
まるで俺が本物の桜の花びらのように。
リヴァイの考えていることは…
誰にも分からないんだろう。
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桜の花言葉
『高貴』『清純』『私を忘れないで』
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にゃるす。 - 真面目に泣きました…… 感動です！！こんな素晴らしい作品を作ってくださった作者様に感謝です！！ありがとうございます！！(人 •͈ᴗ•͈) (2022年6月9日 22時) (
レス) @page50 id: fbac834549 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - ぴりおどさん» 節子…それ涙です…(戯れ)ありがとうございます嬉しいです…！！ (2021年11月27日 0時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴりおど - 目から汗が…凄く面白かったです！ (2021年11月20日 21時) (レス) @page50 id: d35dddd041 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - 僕さん» ありがとうございます....！！涙していただけてとても嬉しいです…！ (2021年4月30日 17時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
僕 - 感動しました。涙が止まらないです！ (2021年3月31日 9時) (レス) id: 9ca767eafd (このIDを非表示/違反報告)
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