Desire３３ ページ33
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エレンの様に知性のある巨人なら、危険も無い。
リヴァイの判断で、俺はハンジに連れて行かれる。
腕を組み、ハンジのあとを歩くリヴァイ。
小柄なくせに偉そうだなぁ…。
そう考えながらリヴァイを凝視すると
「何だ、A」
顰めっ面で俺の方を見る。
「べ、別に、何でも…」
そんな事言ったら殺される…。
「さぁ、着いたよ！」
連れてこられたのは、かなり広々とした場所。
木や使われていない建物もあり、立体機動を行うにしては上出来の場所。
「リヴァイ兵長！ハンジ分隊長も！」
そう言って駆け寄ってきたのは、エレンと、リヴァイ班の人達だった。
「やぁ、エレン。それにリヴァイ班の皆さん。ありがとねぇ、協力してくれて」
ハンジはにこやかに挨拶をする。
「あら、A。額の傷はもう大丈夫？」
と、俺の頭に触れるペトラは、心配そうな顔をしていた。
「あ…、大丈夫。ありがとう」
「ったく、無茶しやがって。迷惑かけるなよ」
ペトラの横から、オルオが俺に向けて言い放つ。
だけどどうしてか、俺にはそれが嫌味には聞こえなかった。
「…オルオ、ありがとう。皆も…ごめん」
俺がそう言うと、オルオは小っ恥ずかしそうに目を逸らした。
「さぁて、本題だ！エレン、準備はいい？」
ハンジがエレンの肩を掴み、がくがくと揺さぶる。
「あ、はい！Aが良いなら、いつでも行けると思います」
エレンの返事に、俺も覚悟を決めなきゃならないと思った。
何が分かるか、俺にもわからない。
「A」
緊張する俺を呼び止めたのは、リヴァイだった。
「…何だよ？」
「俺達がこの実験をする以上は、お前の事を上の奴らに報告する機会が出来る。
…覚えておけ。俺は、何があろうとお前を救う」
らしくない言葉を、リヴァイは吐いた。
俺は意味もろくに分からず、ただ少し頷いた。
「それじゃあエレン、頼んだよ」
始まる。
エレンが自傷行為をするが、何も起こらない。
何度も手に噛み付くも、巨人にはならず、かなり痛そうだ。
「だめだ、エレン。やめよう…それじゃ」
エレンがちらりと俺と目を合わせた、その瞬間。
「＿＿＿＿！！」
エレンの目が見開き、稲妻が走った。
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桜の花言葉
『高貴』『清純』『私を忘れないで』
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にゃるす。 - 真面目に泣きました…… 感動です！！こんな素晴らしい作品を作ってくださった作者様に感謝です！！ありがとうございます！！(人 •͈ᴗ•͈) (2022年6月9日 22時) (
レス) @page50 id: fbac834549 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - ぴりおどさん» 節子…それ涙です…(戯れ)ありがとうございます嬉しいです…！！ (2021年11月27日 0時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴりおど - 目から汗が…凄く面白かったです！ (2021年11月20日 21時) (レス) @page50 id: d35dddd041 (このIDを非表示/違反報告)
χCielχ(プロフ) - 僕さん» ありがとうございます....！！涙していただけてとても嬉しいです…！ (2021年4月30日 17時) (レス) id: 6fa1655de3 (このIDを非表示/違反報告)
僕 - 感動しました。涙が止まらないです！ (2021年3月31日 9時) (レス) id: 9ca767eafd (このIDを非表示/違反報告)
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