41日目 心と独り言 ページ42
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「答えてくれれば済む話だぞ。」
「そんな、怖いですよ〜。」
間延びした口調で笑えば、リボーンの殺気が倍増する。
本当怖いわ、そして多分私の事に気が付いているのだろう。
「お前は一体何者だ？」
三人は、さっきと打って変わって 私を“敵”としか認識していない。
何処から情報が入ったのか…裏情報でも、こんなに早く知られることは無いはず。
流石、キャバッローネが絡んでいるだけのことはある。
「一般人ですってば！」
武器を見ても怖じ気づかない、そんな奴の何処が一般人なんだ？
そう言われて、言葉を失う。
バレるのは想定の範囲内よ、知ってた。
「ふぅん。
で、私を何と勘違いしているのですかねぇ？」
「とぼけるのもいい加減にして。
もう貴女の正体は、分かっているのよ。」
…ち。
あからさまに舌打ちをして、私は彼らに背を向けた。
＊＊
抵抗するな、そう言った意味合いも込めて銃を構えた。
横ではディーノとビアンキが それぞれ武器を構えていた。
そんな俺たちを見て 一切怖じ気づくこともなく、余裕そうな口ぶりで話しているのは
片桐A。
もうバレたことが分かったのか、背を向けて大仰に舌打ちをした。
「そうそう、今から言うことは独り言なので。
無視して下さって結構ですよ？」
とうとう開き直ったAに怒りを覚えたのか、
ディーノが飛び出そうとする。
それを一言で制止させ、武器を下ろした。
「ある少女は、孤独だったんですって。」
後ろ姿の為表情は伺えないが、声音は悲しそうだった。
「そんな少女は殺し屋。
また依頼をされたんです。」
「その少女は、任務へ行きました。
そしてある少年と出会ったのです。
その少年は、とても心優しい少年だったのです。」
その言葉一つ一つに重みがあって、
“独り言”が誰のことを言っているのか何て直ぐに分かった。
「少年と出会って、少女は変わりました。
命の重みも、愛することの大切さも学んだのです。
そして、命の重さをしった少女は。
罪を償おうと、自らの命を絶つと決めたのでした。」
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あい愛傘(プロフ) - 黒羽紅篭さん» あい愛傘と申します！泣いて戴けるなんて…！もう私が泣いちゃいそうです（笑）続編は近日公開なので、楽しみにして戴けたら幸いです！コメント有難うございました、心の支えになります（＾＾） (2016年3月20日 14時) (
レス) id: f8fe91be8b (このIDを非表示/違反報告)
黒羽紅篭(プロフ) - 涙が拭ききれないです(´；ω；｀)ｳｯ…続きが気になります！頑張ってください！ (2016年3月20日 11時) (レス) id: ead4519bb4 (このIDを非表示/違反報告)
あい愛傘(プロフ) - 鬼黒さん» ありがとうございます、今はテスト期間で中々更新が出来ませんが頑張ります！コメント有難うございました！！ (2016年2月21日 15時) (レス) id: f8fe91be8b (このIDを非表示/違反報告)
鬼黒 - 面白いです！続きがきになります！ (2016年2月15日 18時) (レス) id: 0faf6114d3 (このIDを非表示/違反報告)
あい愛傘(プロフ) - まっちゃマカロンさん» 本当ですか！？嬉しいです！これからも頑張りたいと思います♪コメント有難うございました！ (2016年2月13日 14時) (レス) id: f8fe91be8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい愛傘 | 作成日時：2015年11月8日 14時
