11日目 心と屋上 ページ12
屋上の扉に手を掛ける。
先に誰か来ているようで、難無く扉は開いた。
「・・・！
貴方達でしたか！」
何故か焦っている男子三人と リボーン。
屋上の呼び出しって、貴方達だったんですね。
「片桐さん帰って！！ほら早く！！」
私が歩み寄る度に沢田君の声が大きくなる。
近くに来れば、獄寺君も山本君も私の前に立ちふさがった。
「昼飯食ってこいよ！！」「今から男の大事な話なんだ！」
と冷や汗を垂らしながら言った。
呼び出したんだろ。
そう言いたげな目で見つめけど、それでもまだ止めようとする。
あ、あれ？
挙動不審になってリボーンの目を見る。
すると軽く笑った
「いや、お前を呼んだのは俺たちだぞ。」
「やはりそうでしたか。
…それで、要件は？」
早く済ませたいの、と私の心を悟ったのか「もうすぐだ」と言った。
もうすぐって、リボーンは私の前に―――――
―――――――殺気ッ！！！
バッと横に跳ぶ。
突然の殺気に驚いたが、私はただの一般人では無い。
後方から何て、狡いですよ。
学校って平和な場所のはずだ。
しかもさっきの攻撃は、そこら辺の殺し屋よりもよっぽど鋭い攻撃だった。
取りあえず落ち着かねば。
一息ついて、私の居た場所を見れば・・・
・・・トンファーが、地面を抉っていた。
「ワオ、素晴らしいね、君。」
足音と共に、声がする。
殺気を押し殺すようにその声の主を見る。
沢田君達は声にならない悲鳴をあげていた
どうしてそんなに怯えるのか、と内心毒突いた私だったが直ぐに分かった。
「雲雀、恭弥・・・！！！」
「へぇ、君が噂の転校生か。
それにしても面白いね。」
雲の守護者、風紀委員長にして絶対の不良。
ファミリーのエースとも言われた彼が、私を攻撃した。
息を呑んで、必死に殺気を隠す。
「いえ、少々武術を心得ているので。」
偶然ですよ、と笑顔でそう言った。
雲雀恭弥は 狂喜しているようにも見える。
強い相手が見つかって喜んでいるのだろう。
口元の笑みを隠すことは無かった。
「なら尚更いい。
――――――ちょっと相手してよ。」
そう言って、片手でトンファーを構えた。
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あい愛傘(プロフ) - 黒羽紅篭さん» あい愛傘と申します！泣いて戴けるなんて…！もう私が泣いちゃいそうです（笑）続編は近日公開なので、楽しみにして戴けたら幸いです！コメント有難うございました、心の支えになります（＾＾） (2016年3月20日 14時) (
レス) id: f8fe91be8b (このIDを非表示/違反報告)
黒羽紅篭(プロフ) - 涙が拭ききれないです(´；ω；｀)ｳｯ…続きが気になります！頑張ってください！ (2016年3月20日 11時) (レス) id: ead4519bb4 (このIDを非表示/違反報告)
あい愛傘(プロフ) - 鬼黒さん» ありがとうございます、今はテスト期間で中々更新が出来ませんが頑張ります！コメント有難うございました！！ (2016年2月21日 15時) (レス) id: f8fe91be8b (このIDを非表示/違反報告)
鬼黒 - 面白いです！続きがきになります！ (2016年2月15日 18時) (レス) id: 0faf6114d3 (このIDを非表示/違反報告)
あい愛傘(プロフ) - まっちゃマカロンさん» 本当ですか！？嬉しいです！これからも頑張りたいと思います♪コメント有難うございました！ (2016年2月13日 14時) (レス) id: f8fe91be8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい愛傘 | 作成日時：2015年11月8日 14時
