さよならじゃないから。 ページ19
歯を食いしばり、正面をぐっと見つめる。
主「いよいよですね・・・」
すたすた歩き、紅炎さん達が乗る船の前に立つ。
明「あ！紅華？！見送りに来てくれたんですね！」
とっても驚いた顔で紅明さんは、駆け寄ってくる部下をスルーしてすぐに来てくれた。
主「あら、こうめいさま。このたびは・・・」
明「ぷっ、畏まるのは良いですがちゃんと台詞考えて来ましょうね」
紅明さんはボサボサした髪を掻きながら、笑った。
主「てかいいんですか、かいきゅうのひくいわたしのところにきて」
今回は遠くで見送ろうって決めてたのに、と呟く。紅明さんの部下の人にも会釈する。
明「そんな、拗ねないで下さいよ。当日まで言わなかったのは謝りますから」
主「す、すねてないです・・・」
明「これは聞かされてなかったと思いますが、我々は世界を統一する為に次はマグノシュタットを手に入れます」
紅明さんは分かりやすい言葉で説明してくれるが、いまいち国の名前が分からない。
主「ま、まぐりしゅたっと」
明「マグノシュタットですよ、あぁ、魔法が中心の国なので聞いた事がなかったですか。元は、ムスタシム王国と言う国に存在する、魔導士を育てる学校だったんです。しかし、魔導士らが手を組んで反乱を起こし、ムスタシム王国を滅ぼす形で魔導士らの国を作った」
主「つまり、まほう？があふれてるくにってことですね！」
明「まあ、そう言う事にしときましょう」
学校かー、長い事行ってないから想像つかないなぁ・・・
明「あ、そろそろ行く時間ですね。さて、もっと前に出て」
私は紅明さんに背中を押される。
主「ふてきせつなんじゃないでしょうか？わたしがいったら・・・」
明「何言ってるんですか、妹に見送られて嬉しくない兄はいませんよ」
私は押される流れで真ん中の、紅覇さんと紅炎さんがいる辺りに立った。
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千歳 - 更新頑張ってください！ (2020年5月29日 13時) (
レス) id: c073153657 (このIDを非表示/違反報告)
紅印 - 続き頑張ってください (2018年6月24日 16時) (レス) id: 09dcd97b92 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 名無しさん» わざわざ報告もありがとうございます。これからも頑張って下さい。 (2017年12月1日 16時) (レス) id: 42bf7e3626 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 鈴さん» あ、鈴さん！こないだぶりですー。あ、これ私分からなくて調べたら平仮名で良いらしいんですよね、だから漢字ではなく平仮名で直させて頂きました。ご指摘ありがとうございます！！これからも宜しくお願いします((((*゜▽゜*)))) (2017年11月30日 23時) (レス) id: 519fb5ce6a (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - あの、すみません。「諸星すみれちゃん良いよ」の「白龍さんの性」の「性」はそれで良いのでしょうか？(私は漢字苦手なので気になりました。たびたびごめんなさい。) (2017年11月30日 23時) (レス) id: 42bf7e3626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2017年10月15日 22時
