やはりおっさんは。 ページ49
玉「じゃあ、行ってくるわぁ」
ジュ「紅華、ちゃんと留守番してろよ!」
主「いってらっしゃいませ、こうぎょくさまとしんかんどの」
少しかしこまった言い方。人がいっぱいいるからだ。
玄関近くまで見送る。玄関近くまで来たのも初めてだったのだがすぐ撤収するように言われてしまった。
私が動ける範囲は決まっている。自分の部屋がある宮内の一部、お兄様達の部屋だけだ。
「景色が違って見えますよね」
主「しきられてないそらってはじめてみたかも・・・」
「・・・やはり外に出たいですか、紅華様」
寂しそうに言う女人は私の様子を伺う。
主「そ、そとはこわいんだよ?こうえんおにぃちゃんがいってた」
私は少し出たいなとは思いつつも当たり前のように返す。
「・・私、紅華様に一生着いていきます、どこまでも」
「私だって!紅華様のそばにいますぅ!!」
「紅華様、辛いなら辛いってちゃんと言って下さいね」
女人達はがばっと目の前に立つ。拳を握り締めていた。
主「あ、ありがとう。」
本当は外を見てみたいとはとても言えなかった。私は身分が低いからちゃんと言う事聞かなきゃ駄目なんだ。
そして、紅玉さんがバルバットに立ち去って、1日発った。
炎「紅玉が心配か」
主「はい、ねれません」
私は迷惑を承知で今紅炎さんの所にいる。
炎「俺の妹はこんなに我が儘だったか?」
主「・・・だめですか?」
炎「まあ、良い。こっちに座れ」
おい、誰だ。チョロいとか言った奴。駄目だぞ。
炎「そう言えばいつもの女官達は?」
主「まほう、まほうをしにいってます」
そう、たまに女人達は魔道師の為どこかに行ってしまうのだ。そう、今までそのタイミングで抜け出して来た訳なんだけれど。
主「わたし、まだまだしらないことがたくさんあります。まほうのことだってしらない」
読んでいる書物を覗き込む。歴史についての物だった。
炎「お前は知らなくて良いからな」
主「またそれですか、けっきょくにょにんたちもいっかいしてくれただけでほかにはさっぱり」
いつかしてくれたであろう魔法を思い出す。
炎「あの後とても怒られたからな、あいつら」
主「そうなんですか・・・。ねえ、こうえんおにぃちゃん」
炎「なんだ?」
主「わたしのことおいていきませんよね」
私は焦っていた、紅玉さんの事で完全に焦っていた。疎外感が物凄いのだ。
炎「さあな」
紅炎さんはこの疎外感に気づかずだった。
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名無し - 星泉碧海さん» あ、あ、あ、あ、間違ってるうううううう??!!!すみません、コメントありがとうございます!本当に申し訳ないです、すぐ直します。紅華さん可愛いか・・・??(笑)←誤字指摘わざわざありがとうございます!てかポケモン詳しいんですね・・・((((*゜▽゜*)))) (2017年9月28日 22時) (レス) id: 519fb5ce6a (このIDを非表示/違反報告)
星泉碧海(プロフ) - はじめまして!えっと…誤字指摘なんですけど、番外編のポケモン、オオツバメじゃなくて、オオスバメです。この作品、紅華ちゃんが可愛くて好きです。頑張ってください! (2017年9月28日 20時) (レス) id: e7a00bd316 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 鈴さん» コメントありがとうございます!紅炎さんはきっと兄妹達には優しい筈・・そんな思いを込めてキャラ崩壊させてしまったのでそう言って貰えるとなりよりです。更新頑張ります! (2017年8月25日 1時) (レス) id: 7bfc5b78e1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 初めまして。鈴(すず)と言うものです。紅炎の以外な一面的なのが好きです。応援しています。頑張って下さい(^◇^) (2017年8月23日 23時) (レス) id: 42bf7e3626 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - Sirayukiさん» コメントありがとうございます!そうですか、紅華ちゃん可愛いんですか、それはとても良かったです(笑)更新頑張ります! (2017年8月23日 13時) (レス) id: 8de8a49b9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無し | 作成日時:2017年6月28日 19時