にじゅういち。 ページ24
Aさんを待たせてしまったけど
ようやく準備が出来て、一緒に家を出た。
すると、
そらるさんからメッセージが届いた。
なんだなんだ、
もうこっちはどきどきしてるんだ。
そらるさんにばれないか、とか
Aさんにもっと惚れちゃう、とか
ダメなことなのに。
『暇になったからおさむらいさんと飯食ってる』
そんな文と、
美味しそうなお肉の写真。
暇になったから、って
どういうことだろう。
……いや、まさかね。
『今度僕もも連れてってくださいって
おさむらいさんに言っといてください』
そう返信をして、
家の鍵をがちゃんと閉めた。
「そらるさんから？」
「え、うん」
「……やっぱり仲良いんだね」
「うん、まあ」
彼女が少しだけ、
悲しそうな顔をしたの
僕、見逃さなかったよ。
やっぱり、
そらるさんと何かあったんでしょ。
でも、
そんなこと聞けるわけないから
僕は彼女の隣をがちがちになって歩いた。
でも後で、
聞けるといいな。
僕でよければ、
相談に乗りたいな。
「Aさん、何が欲しい？」
「うーん……服とか？」
「ほうほう」
いつもお洒落な彼女は
やっぱり服とかが欲しいのか。
それくらいなら、
全然余裕で買えるだろう。
何が似合うのかな。
今のも充分似合ってるけどね。
「いや、実はね」
「うん？」
もしかして、
やっぱりそらるさんと何かあったのかな。
「ううん、やっぱり何でもない」
「そっか」
無理に言わせることないから、
彼女が言ってくれるまでゆっくり待つよ。
「まふくんさ、高校の時は大人しかったよね〜」
「あはは、あんまり人と関わるの得意じゃないから」
「そうなの？ でも一部の女子はイケメンーって言ってたよ」
「あはは、まさか〜」
冗談なのか真実なのか知らないけど
僕をそんな風に思ってくれた人が居たら
あんなにくらーい高校生活は送らなかっただろう。
今の自分、
きっと高校生の時の自分から見たら
そうとう輝いてるんだろうな。
だって今、
何千人の前で歌って笑えるようになったんだから。
「私もそう思ってた」
「え…？」
「ううん、なんでもなーい」
私も、そう思ってた？
深く追求はしない。
けど、
一瞬だけ喜ばせて。
彼女の目にも、
一瞬でも僕が映ってたことを。
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色鉛筆@まこたそ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!病みまふ最高でした…(´¶`)夢オチバッドエンドの方も読んでみたかったです(笑)でも恐らくそんなことになったらまふくん壊れちゃいますね← 他の作品も読ませて頂きます!!!これからも応援しております〜!!! (2016年2月26日 15時) (
レス) id: 0642a77a16 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - こんばんわ！今回の作しました！！病みまふ！！はい。。実を言うとですね、めろんさんの作品大好きで、確か音響とか、イタンハとか甘すぎ注意とかもみていました！！うふふ大ファンです← 他の作品も楽しみにしていますね！ (2016年2月3日 22時) (レス) id: 09c6623f4c (このIDを非表示/違反報告)
歌龍(プロフ) - めろんぱんさん» もうすぐ終わってしまうんですか！？残念です、でも、絶対最後まで読みます！！！どうぞ、勝手に使ってくださいwというか使って頂けるなんて幸せですw (2016年1月30日 22時) (レス) id: b3c9970ea6 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 歌龍さん» コメントありがとうございます!! もうすぐ終わってしまいますが、ラストまで是非読んでください！ 隣にそっと座るっていいですね書いてもいいですか。笑 (2016年1月28日 18時) (レス) id: 78a494227f (このIDを非表示/違反報告)
歌龍(プロフ) - ほあああ…まふさあああん！！！隣にそっと座りたい←更新、めろんぱんさんのペースで頑張ってください！！楽しみにしてますね〜！ (2016年1月25日 18時) (レス) id: b3c9970ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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