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｢聞いとんの？｣
｢ッ！すみません、遊ぶ、ですか？｣
｢そうや！お前みたいなメイド初めてやねん！いっぱい遊んでぇな！｣
随分昔のことを思い出してしまい反応に遅れる。
ゾムは本当、変わらないなぁ。
｢申し訳ありませんが、仕事もありますので休務が頂けた時だけでもよろしいでしょうか。｣
｢いつなん？｣
｢分かりません。｣
｢ダメやん！てかそんなん待ってられんわ！俺が遊びたい時に遊んで！な！｣
なんて自由奔放なんだこの人は。
いや知ってるけど、ここまでだったっけ？
さっき以上に距離を詰められて完全に逃げ場を失う。
ち、ちかっ、ちかいぃ…！
じゃれていて何度か見たことのある、フードの下に隠れた美形の顔がこんなにも近く、ましてやずっと見られているといくら一緒にいたとはいえ恥ずかしさが優る。
誰か助けてください…！
｢何してんゾム｣
｢ん？あ、ロボロ｣
ゾムが声のした方へと顔を向けてくれたおかげでほっと一息つく。
私も私で声のした方を向いたが、姿が見えない。
｢おま、またメイドさんに迷惑かけて！殺ってへんよな！？生きとるよな！？｣
｢見りゃわかるやろ生きとるわ｣
ぴょんぴょんと跳ねているのが見えてようやくロボロが視界に入った。
こんな小さかったっけかロボロ…
というか生きてる生きてないって何？
｢あんだけグルッペンから釘さされとんのやからこれ以上メイドさん減らしたらどうなるか分かっとるんやろうな！？｣
…ゾム、一体何してたの。
私はメイドさんをみんな覚えていた訳では無いが確かに色んなメイドさんを見てきた気がする。
その原因は、ゾム…？
そもそもこの世界がなんなのかわかってない今なんとも言えないけれど、とんでもないことをしているのだけは分かる。
｢もう大丈夫やで！遊んでくれるメイドさん見つけたからな！｣
ニコニコしながらこちらに目線を送ってきた。頷けと？
｢遊ぶってお前なぁ…！メイドさん、なんかされたん？｣
｢いえ、ナイフ投げられた以外は特に。｣
｢だいぶなんかやん！！何しとんねんゾム！！！｣
特に問題視をする程でもないというのは前の感覚が忘れられてなかった私の落ち度だ。そういえば今はメイドっていう立場であって普通のメイドならナイフなんか避けられないし一大事である。
｢でもAは避けられるんやで？なんも問題ないやん。｣
｢避けられる避けられへんの問題やなくて！…ってA？｣
私の名前に引っかかったのかゾムに聞き返した。
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レラ - 面白かった!! (2020年5月2日 14時) (
レス) id: c77952c361 (このIDを非表示/違反報告)
あずき・FB - 初めまして、めっっっちゃくちゃ好きです！！！(唐突な告白イベ) メイドになるっていう設定も凄いそそられます…！[ps.因みに続編見れなくて何回か意識がぶっ飛びました((( あぁ…非ログ勢はつれぇよぉ…(心の叫び)] (2019年12月13日 1時) (レス) id: 8e99c8eed5 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて何よりです(；A；)続編も楽しみにしていただけたら幸いです(>_<｡)またよろしくお願いします！ (2019年12月4日 20時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても続きが気になる物語です！勝手ながら、いつも更新待っています!(’-’*)♪これからの展開がとても楽しみです！ (2019年12月4日 17時) (レス) id: ccb5120fa0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 優里愛さん» コメントありがとうございます！もうそろそろ終盤です！お付会いの程お願いします！(>_<｡)ご指摘ありがとうございます。訂正致しました。 (2019年12月3日 21時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼雨茶 | 作成日時：2019年11月14日 9時
