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どういうこと…？あの家に、私の、帰る場所にあの人達が、いない…？
｢そんなの、嘘に決まって｣
｢これを見てもか？｣
コト、とテーブルに置かれたのは青い花のガラスが特徴的な髪飾りだった。だが、私からしたらただの髪飾りではない。
母にプレゼントして、いつも肌身離さず身につけてくれていた思い出深いものだった。
それが、ここに。
｢…｣
手に力が篭もり、爪が食い込む。
｢2つ目に、どうしてお前の仲間は今、ここら動かないのか。｣
私の反応が表面上は薄かったのか次の題目に移った。
｢お前が作戦に失敗したからだ。｣
｢…｣
あぁ、何となく話が読めてきた。そういう事か。
｢お前がこの部屋から出た瞬間が最後だろうな。｣
緻密に練られた作戦も結局水の泡。
そして私が守るべきものは、もういない。
もう別に、何も抵抗することも無い。
｢お前の敗因はたったひとつ_______裏切りだ。｣
？私は別に裏切ってなんか
｢お前のところの愚王、元からこの作戦自体にとんでもない金を注ぎ込んでいたな？だがお前の慎重且つ確実性の高い作戦だが時間がかかるということでこれ以上出費ができない、そう考えた。そこで金を食う虫を排除しようと、お仲間が今か今かとお前を殺すことを待ち構えているのだよ。｣
…元々私を切り捨てる為の作戦。
成功したいが為に死ぬ程人選んで、データ盗んできて、これ以上ないくらい用意して、侵入した時だって何かしらあると思って何十通りってパターン考えて、やってきたのに。
所詮私は駒でしかない。ナイトでも、ルークでも、ビショップでもない、ただのポーン。
捨てられるのなんて一瞬だ。
｢ここでもう一度問おう。俺を殺すことにまだ、メリットはあるか？｣
｢…ない…あるわけ、ない。｣
俯いて静かに告げた。
あるわけない、でも、敵に捕まって言いなりになるほど私は素直じゃない。
兵士としての信念だけは折りたくない。
袖から小さなナイフを取りだし、タイミングを見計らう。
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レラ - 面白かった!! (2020年5月2日 14時) (
レス) id: c77952c361 (このIDを非表示/違反報告)
あずき・FB - 初めまして、めっっっちゃくちゃ好きです！！！(唐突な告白イベ) メイドになるっていう設定も凄いそそられます…！[ps.因みに続編見れなくて何回か意識がぶっ飛びました((( あぁ…非ログ勢はつれぇよぉ…(心の叫び)] (2019年12月13日 1時) (レス) id: 8e99c8eed5 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけて何よりです(；A；)続編も楽しみにしていただけたら幸いです(>_<｡)またよろしくお願いします！ (2019年12月4日 20時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても続きが気になる物語です！勝手ながら、いつも更新待っています!(’-’*)♪これからの展開がとても楽しみです！ (2019年12月4日 17時) (レス) id: ccb5120fa0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼雨茶(プロフ) - 優里愛さん» コメントありがとうございます！もうそろそろ終盤です！お付会いの程お願いします！(>_<｡)ご指摘ありがとうございます。訂正致しました。 (2019年12月3日 21時) (レス) id: e407861195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼雨茶 | 作成日時：2019年11月14日 9時
